- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072896679
作品紹介・あらすじ
安全なはずだった演習中、突如現れた師団級魔獣ベヘモス。その襲撃をなんとかしのいだ、エルネスティをはじめとしたライヒアラ騎操士学園の学生たち。戦いは終わり、彼らは平穏な日常に戻ってゆく-はずが、エルネスティの日常は平穏ではありえない。国王から無茶振りを受けたことにより、彼はおさななじみから学生たち、さらには学園そのものまで巻き込んだ大暴走をはじめる。その果てに彼は世界の常識すら踏み越えて、ついに新たなる幻晶騎士を生み出すにいたる。異形の知識によって形作られる、強力な力を秘めた新型機。その力をめぐって様々な人間模様が動き出すことに-。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
確信的な技術は争いを産む。
彼にとってそれは趣味だけど、作っているものは紛れもない兵器で、人を傷つけるもの。
その重みを、彼はいつ感じるのか、もしくはそれも感じないほど突っ切っているのか、むしろすでに感じた上での行動なのか。
産業革命起っちゃうかな。 -
前半唐突に職業小説になって笑うに笑えなかった。学生の身分で昼夜通して作業を……おお、なんと恐ろしい。この世界にも社畜は存在するというのか。と、ここまで書いてある作品を思い出した。クラスルームクライシスである。とまあ、その辺りの事は最後の彼らに対する処遇によって解決できるのであろう。1巻とは違い、明確な敵となる相手が登場し、話が進展していくのであろう。戦闘シーンは……これはアニメ見てるから想像できるのかなあ。でもしっかり引き込んでくる文章力があるので読んでいて疲れないのが良い。
-
新型機の開発とその強奪と。お約束でそれがいい。
-
主人公機がいきなりでないでちゃんと手順を踏んで、試作機から。
それも主人公用ではない、というのがあまり見ないな。
普通いきなり高性能な主人公機がでたりするもんだけどね。 -
テスターレ製作と強奪、銀鳳騎士団創設まで
主人公が出るとギャグになる。
クヌート侯爵が微妙に好きかも、苦労人の中間管理職。
あと、おじいさまとか。 -
駆け巡る趣味。すがすがしい。
-
前回魔獣相手の戦闘で大活躍したエル少年.
爺ちゃんに連れて行かれた先には国王がいらっしゃって
ロボの心臓部の製法を教えてくれと直談判.
「何故じゃ?」
「趣味です(キリッ」
というわけで?
心臓部の製法を知るために
それ以外の部分のロボを作ることに.
整備担当の学生たちを「悪魔の囁き」によって誘惑し
大勢の人間を巻き込んだ壮大な趣味.
ついにそれは国家的な問題にまで発展してしまう趣味.
面白かったよー.
この世界での新技術なんかバカスカ出てきてるんだけど
そんなに秘匿してなかったからかな.
作って結構すぐに強奪されてしまうわけで.
次回,さらなる新造機ですか? -
1巻ではまだ可愛げがあった暴走が手がつけられないほどになってる。
でも混沌と化すほど面白くなる。いいぞもっとやれ。