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- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784073000099
感想・レビュー・書評
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家出少女、自殺未遂男、セックス依存症など
はみ出してしまった人たちの話。
著者がそういった人たちと交流しているので
そういう人たち自身の言葉で語られている。
読んでいて、ホントにどうしようもない気持ちになります。
みんな何かが欠けてるんです、人間として。
「イタイヒト」なんですよ。
この本ではだいたいが親子関係にその原因を見出していて
実際にここに出てくる人たちはそうなのですが
なんというかどいつもこいつも釈然としない。
だけど、みんながみんな「自分の居場所」を探していて
どうしようもなくてそうなっちゃってて
僕も同じようなことを考えてたりするし
形は違うけど同じくらい「イタイヒト」だったこともあるし
なんだか気持ちが分かっちゃってつらかった。
結局、人って自分をありのままで認めてくれる人が
自分のやりたいことを認めてくれる人が必要で
それには自分からきちんと本音を語ったり
環境が合わないならそこから飛び出して見たり
自分から能動的にならないと変わらないんだろうなぁ。
ただ、もうどうしようもないところまでいっちゃった人は
自分から動く力もないので
黙って話を聞いてくれる人が必要なのかな
とも思った。
東京は人は多いけど人との関わりは薄いので
体温を感じられる人間関係を
もっと人は必要としているような気がします。
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