あおいアヒル

  • 主婦の友社
3.80
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本棚登録 : 226
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074397761

作品紹介・あらすじ

◆成長したワニがアヒルを抱えて回想する場面で始まるこの作品は、認知症の祖母と過ごす家族との時間の中で感じた著者の体験をもとに描かれています。◆青い池で出会った赤ちゃんワニとアヒルが、家族となって生きる幸せな時間。そしてワニが大きく頼もしく成長したある日、アヒルの記憶が少しずつ消え始めました…。揺れるふたりの心の中にある、ゆるがない愛情が紡がれていきます。◆子が成長すると、いつの間にか親子の役割が変わる瞬間が訪れます。親がしてくれた多くのことをわが子にしている自分を発見したり、成長していくわが子を楽しみに生きていく両親の姿を介して、自分を発見する時などです。すべての瞬間の記憶の向こう側には、お互いが抱いてきた大切時間が重ねられています。この絵本は、そんな親から子へ子から孫へ、世代を越えていく私たちの姿を描いた絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 2020絵本50

  • 大人のための絵本でした。
    アヒルの母とワニの赤ちゃんの親子という珍しい組み合わせ。
    ワニが赤ちゃんの時にしてもらったことを、今度は認知症になったアヒルにかえしていく。

    池の中で抱っこしている絵が、とても幸せな気持ちが伝わってきたけれど…
    想像するとつらい、、

    変わらないのは
    お母さんがぼくを好きなこと
    ぼくかお母さんを好きなこと

    実際に自分の親が認知症になったときに、
    ワニのようになれるかな。

  •  認知症

  • アヒルとワニの親子(?)の物語。
    ワニが大きくなったところで、
    よくある異種間の葛藤の物語かと思いましたが、
    予想に反して、認知症の物語に。

  • 子どものために、なんとなく借りた絵本。
    想像と違った。大人のためのような絵本。

    青で統一された絵に
    迷子の子どものワニと
    老いていく母アヒルの話。

    アヒルが、赤ちゃんワニにごはんをあげ、お風呂に入れていたように、今度は大きくなったワニが、老いたアヒルにごはんをあげ、お風呂に入れる。

    介護を絵本にしたようなお話でした。

  • オトナのための絵本のような。

    図書館でサラッと読んで
    「こんな感じの歌があったなぁ」と
    考えたり。

    命の儚さ。
    時の過ぎゆく無常さ。
    永遠のない物語。

  • 「ママはときどきおこったり、まいごになったり
     ぼくをわすれたりするけど・・・」

    認知症の話。認知症の人と接すると、どうしても振り回されてしまう。それでも強くあり続けるには、どうしたらいいんだろう。愛でなんとかなるものなのかな。そんなことを考えながら、強くありたいなあと思う。(5分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #あおいアヒル #リリア #前田まゆみ #主婦の友社

  • まさかの異種間母息子認知症介護ものとは思わなかったよ…

  • アヒルとワニという意外な組み合わせの親子の愛.

  • 思ったより深いテーマの内容だった。
    ワニがとても優しくて、でも優しいのはアヒルのおかげで、とても綺麗なお話。

    娘感想
    ・ワニさん、あんなに小さかったのに、どうしてあんなに大きくなるのかなあって思った

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