100年の旅

  • かんき出版
4.01
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本棚登録 : 811
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761274757

作品紹介・あらすじ

ドイツから世界中の心をとらえた、
14カ国で翻訳のベストセラーがついに邦訳!

こんな絵本、見たことない。
感動と感謝の声、続々!!

家族全員にとって大きな財産です。
はじめて読んだあと、愛する人への贈り物としてまた注文しました。
愛情のこもったイラストと簡潔な表現に笑い、熟考し、涙が出ました。

なんて素敵な本! この本をありがとう。私の本棚の資産です。

私は子どもたちと一緒にこの素晴らしい本を読みましたが、
どれほど感動したかを言葉にできません。

高齢者へのプレゼントにも最適です。
(「amazon.co.jp」のレビューより抜粋)

人生がどうなっているか知りたいですか?
すべてがこの本にあります。

この本のアイデアは、あるとき、ふと生まれました。それは、生後間もない姪っ子が、ミイラのように布にくるまれ、外界に向かってまばたきしているのをはじめて見たときでした。なんて不可思議な旅が、この子を待ち受けていることか! と思ったのです。彼女を待ち受ける素敵なことをうらやましく思う気持ちが半分。でも同時に、今までのさまざまな痛みの記憶から、自分の中につまっている悲しみを思い、同じものがやはり彼女を待ち受けているとも感じました。
悲しいことに、おとなになると私たちは、世界に満ちる驚き、たとえば、連なる山々や満月、そして他者から受ける愛情になんだか慣れてしまい、当たり前に思ってしまうことがあります。それらの気高さを感じ取る心をもう一度取り戻すには、世界を新しい視点で見る必要があるのかもしれません。この本では、人生のそれぞれの局面で、世界の見え方が変わるということを表現できたらと思いました。(著者「あとがき」より)

私たちは「不可思議な旅」のまっただ中で、互いに出会い、すれ違い、ぶつかりあったり惹かれあったりして生きています。
 さまざまな年齢の方々に、この旅をともに生きる家族や友人とこの本を手にとり、自由な会話をしていただければと願っています。(「訳者あとがき」より)

感想・レビュー・書評

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  • 〈えほん〉「100年の旅」文:ハイケ・フォーラ イラスト:ヴァレリオ・ヴィダリ 訳:前田まゆみ | 子育て世代がつながる - 東京すくすく
    https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/life/29450/

    Heike Faller | Redakteurin im ZEITmagazin & Autorin
    https://heikefaller.de/

    Valerio Vidali — Enchanted Lion Books
    https://enchantedlion.com/valerio-vidali

    『100年の旅』 ハイケ・フォーラ/著 ヴァレリオ・ヴィダリ/イラスト 前田 まゆみ/訳 - かんき出版
    https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761274757

  • これは、誰かの100年ではない。
    あなたの、わたしの100年の旅。

    1月4日、大垣書店の& CAFEに置いてあって
    コーヒー飲みながらパラパラ読んだら刺さりすぎた。
    そして、その後まんまと購入…


    29
    やっとわかったのは、土曜の夜
    いえでひとりか、静かに落ち込まずに過ごす方法。

    30
    幸せは人それぞれだということが
    わかりはじめる。

    31
    幸せは、それを本気で探していない
    ときに、ふと訪れる。

    自分の歳に近いところ、ものすごく刺さる。
    刺さりすぎて痛い…胸がぐぅぅうっとなった。


    64
    昔 自分がとといた場所へ
    自分を引き戻そうとする何かの力を感じる。

    65
    そこは、まだ自分の家?


    0〜25歳くらいまでと、
    30代、40代、70以上と…
    感じ方や考えることが変わっていく。
    ストレスを感じたり、愛を感じたり、まだまだ学ぶことがあったり。
    あとがきに「人生のそれぞれの局面で、世界の見え方が変わることを表現したい」と書かれていたけど、
    こんなに短い文章と数字とカラフルな絵だけで
    こんなにも人の生き方、考え方、感じ方、学んだことを表現できるのか…という驚き。

    若い時は、ぐっすり寝られるなんて当たり前なのに、
    年を重ねるとそれがどんなに素晴らしいことなのかに気づいたり、、、


    何歳になっても、でんぐり返しが出来る人でいたい。
    年を重ねるごとに、世界のカラフルさに気づける人でありたい。

  • しばらく「読みたい」で登録したままになっていたのですが、年末年始に財布のひもが緩み、つい買ってしまいました。
    1ページ1ページ、めくっていって、心に響くページもあったけどそんなに多くはなく、うーん、ちょっと分からないなぁと思うページもあって全体的に期待以上ではなかった。私の人生経験が、まだまだ浅い(少ない)ということだろうか?
    「61歳、鼻と耳が、すこしずつ大きくなっているような?」って、どういうことなんだろ?なんか興味深いんですけど。70代の両親に、その感覚がわかるかどうか聞いてみよっと(笑)。などと思いつつページをめくると、「62 誰も自分たちがわるいなんて思っていない。」ときて、63で猫がとんでもないことをしてしまう。しかし猫は自分が悪いとは思っていない。あぁ。
    素敵だな、と思ったのは、「81 もし 年齢が年ではなく、かけがえのない瞬間で数えられるとしたら?」というくだり。本当に、そうだったらいいのに。
    まだよくわからない感じがするページも多かったけど、年齢を重ねてわかることもあるだろう。大切にとっておいて、またページをめくってみようと思う。そして何より、「あとがき」が感動しました。

  • 基本的に1つ歳をとるごとに、見開き1ページ
    その年頃を思い返すような文と絵

    〇読みながら自分はこの年頃はどうだったかな?とか、これからの人生を
    ・「夜通しぐっすり眠れることがどんなに贅沢なことなのか、わかる」
    ・「…いいえ、もしかしたらまだ大人じゃないのかも」
    ・「人生で何を学んだのだろう」
    〇ブラックベリーのジャムのようなものを、みんな持っているのかな

  • 人生のそのときどきで同じ世界にいても見えるもの、感じるものが違うんだなー。
    読んでいくと、自分の年齢のページくらいまでしかピンとこなかったのはそういうことだと思う。その時々の自分を楽しんでいけたらいいな。
    そしてまたいつか読み返して、うんうんって頷きたい。

    「お母さんのアドバイスはもう、あまり役に立たないきがする。」からの「ただ、お母さんは、アドバイスといっしょに、手づくりのブラックベリージャムをくれる。」の流れ。子ども視点と母親視点の両方をイメージしたときになぜかぐっときた。 

  • 「100年を生きる」をテーマに、0歳から99歳までの100年間のそれぞれの人生の局面を、ドイツの雑誌編集者が様々な年齢の人たちに「人生で何を学びましたか?」と尋ね歩き、ソフトなイラストとコラボした本書は、生きことの意味を考える一服の清涼剤。・・・〝0:生まれて初めての微笑みに、周りもみんな、微笑みかえす〟〝30:幸せは、人それぞれだということが、分かり始める〟〝60:もう60歳。子どもの頃、60歳の人は、すごくお年寄りに見えた。でも今、自分では年をとっている感じはしない〟〝99:人生で何を・・・〟

  • 人生100年時代。

    人生という「不可思議な旅」を歩む。

    0歳から始まって、1ページずつ歳を重ねていく。

    自分より若い年齢に描かれていることには懐かしさを覚え、この先待っている年齢では未来を見る。

    毎年読んでみるとおもしろいかも。
    きっとその時の自分の年齢によって、見え方は変わる。

    くすっと笑えるものから、じーんとくるもの、ちょっと考えさせられるもの。
    100年って、長くて長くて、きっとあっという間。

    74歳で運命の相手に出会えるとか素敵。
    そう思うと長生きするのも悪くない気がしてくる。

  • 2020.12.22
    TSUTAYAで読みはじめて、結局最後まで読んで
    気づいたら涙がポロポロしていた
    人生はいつだって今がスタートで、今が最大の悩みで、今が最高に楽しい
    その時の幸せと悩みと喜びと苦しみと気づきと…ともに生きていく

    読み手の年齢や経験によって、ささるページがちがう。それは、その人の来し方、文脈がまさに表れていて、なぜそのページを選んだのか語り合うのがきっと楽しい。こんなに誰かと読みたいと思った本は初めてかもしれない。

  • 捉え方は読み手次第系の本。
    本屋で見つけて衝動買いした。
    恐らく死ぬまで本棚に存在するだろう本。

  • とてもよかった。

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著者プロフィール

おそらく、人生の今、中盤あたりにいる。ツァイト・マガジンの編集者で、この本を姪のパウラとロッタに捧げる。パウラとロッタは、赤ちゃんのとき著者にこの本のアイデアを与えてくれ、その何年後かには、実際につくる作業も助けてくれた。

「2020年 『100年の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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