- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784074482269
作品紹介・あらすじ
戌西州を襲った大蝗害。過去の蝗害を知る者は少なく、人々は混乱する。西都や国境近くでも、食糧の強奪や暴動が頻繁に起きていた。猫猫は何もできない自分を歯がゆく思いつつも、できる限りのことをやっていた。それは中央からの客人である壬氏も同様で、身の安全のためという名目の軟禁生活を強いられながらも、蝗害を予見していたことで、中央からの支援物資を早く受け取ることができた。だが、その手柄は壬氏ではなく西都の領主代行・玉鶯のものとして扱われてしまう。手柄の横取りに猫猫は腹を立てるが、当の壬氏はどこ吹く風で、皇弟という立場を最大限に利用して戌西州への支援要請を行うのだが----。*本商品にはドラマCDは付いておりません。
感想・レビュー・書評
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もつれにもつれる血族、人間関係。蝗害に立ち向かう前半と砂欧に執拗に戦端を開こうとする玉鶯に対峙する壬氏はじめ中央からきた猫猫たち。玉鶯の巧みな舞台シナリオに成す手がない彼らに、終幕の主役、陸遜が現れる。最後の陸遜のシーンは良い場面だった。
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2024/03/17
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おびのりさん、おはようございます。
レビュー1000冊、気が付きませんでした(^o^;
お祝いしてくださって、ありがとうございます(*^^...おびのりさん、おはようございます。
レビュー1000冊、気が付きませんでした(^o^;
お祝いしてくださって、ありがとうございます(*^^*)2024/03/18
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前巻での大蝗害は収束したもののまだまだ虫は飛んでくるし流通等は大混乱で食糧や薬草の確保もままならない状態の西都。そんな中でも壬氏は的確な采配を行い、猫猫達は復興に向けて東奔西走する。なのに民衆から見るとその手柄は全て玉鶯のおかげとみなされ一身にヘイトを集める壬氏。かわいそ過ぎるが立ち回り上手い奴に持っていかれる事って良くあるよなー。玉鶯は上手く民衆を扇動して砂欧への戦を仕掛けようとするがどうなる?からの予想外の人物によるばっさりとした幕切れ、からの解決編での諸々の西都に関する疑問の氷解への流れが鮮やかで一気読み。陸孫や天祐達のバックグラウンドが判明したり雀さんの怪しい立場が増強されたりと登場人物について色々語られる分猫猫の見せ場が少なめなのがちょっと残念。
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面白かった!!なんと、最初おまけの人物紹介に舒鳧(じょふ)がラインナップ!!おめでとう舒鳧(笑)人物ではないけど(笑)ほんま推せるわ。
本巻帯に”土塔のクライマックス伏線回収”とありまして、期待度高く読み始めました。
確かに、1つのクライマックスではあった!あの、モヤモヤする人物、陸孫の正体があきらかになる。そして玉鴬のわからん行動の根っこのところも解が出る、というか玉の家族について分かるというか。天佑の素性も判明。そして石炭な。まあ、半分はスッキリした。ただまあ、他の伏線もたっぷりのこってるし、なんなら更に増えてるので、モヤモヤは増えたぐらいかもしれない(笑)。いやはや、引っ張られるねぇ、面白い。
いやもう、蝗害だけでええやん、と思わんでも無いが、こういうときに火事場泥棒ではないが、機に乗って色々おきるんやろねぇ。
羅半兄がまともな農家だとすれば、
羅半父はいかれた農家だった。 -
すんごく良かった。
いろんな繋がりがわかって、頭を整理しながら読むのが大変だった。
本当に面白くて読み始めると止まらなかった。
今回の連休で1番の本でした。
あぁ、お休み終わっちゃう。
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もう一度9巻辺りから要所を読み直すはめになった。何ならもっと前から伏線はあったよね。
皇弟の政治家としての姿を久しぶりに見た。表の姿忘れていたけれど、最初はこんな感じだった。
彼の本音や弱い部分をあしらうようでそっと支える彼女の心の変化も良い。 -
蝗害対策は依然として対策中。のなか玉鶯って!あまりの人気取りが仇となってしまった。
殺されるまでに陥るとは驚き。そしてそして陸孫の過去もビックリ(*_*)
まだまだ面白くなる勢い -
まだまだ西で頑張る猫猫たち(゜゜;)今回は甘々成分が少ないわ~( ´△`)と思いながら読んでいたら、後半は「えーッ!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!」の連続で、ゾクゾクが止まらない(;゜∀゜)一段落はしたけれど、まだまだ何か起こりそうだわ~(^^;)それにしても雀さん能力は高過ぎて、恐い!(>_<)
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蝗害の第一陣被害が最小限で抑えられた
かと思ったら!!!
今度は政治的な思惑やらなんやら
人と人との諍いですか。
嫌ですねぇ、現実を見るかのようですねぇ。
今回はいろいろと
ひとつの山場だったようで。
挙動不審だったあの人の
伏線が回収された…のかな、たぶん?
猫猫、耐性ができてきたのか
お父上と少し距離がつかめるように。
頑張れ、爸爸〜。