赤の神紋 第7章 ―Dark Angel Appearance― (赤の神紋シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086000673

作品紹介・あらすじ

前オーギュスト役・新渡戸新との対決となる舞台『赤と黒』が幕を開けた。初日早々、ケイは榛原憂月から「零点」の評価を下される。榛原がオーギュスト対決に秘めた真意とは?一方、劇場に向かう途中、交通事故を起こした響生は意識不明の重体に陥っていた。知らせはケイを混乱におとしいれ、ついに紐解いてはならない禁断の過去を暴いていく…。三者の情念が絡まり合う中、対決は佳境へ。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ7

    やっと『赤と黒』の舞台が始まったのに
    連城さんは事故で意識不明の重体だし

    ケイを巡って舞台は荒れ放題


    敵で嫌なやつと思ってた新渡戸新の素晴らしき
    舞台フォロー!

    榛原に起きろと言われて意識不明から
    目覚めちゃう連城!

    ケイのお母さんとの禁断の関係


    今回も怒涛の展開でありました


    どんどん物語の深みとスピードが増して
    まるで熱い舞台を、観ているよう

    次巻も楽しみ〜






    この

  •  ケイの禁断の過去はそんなに、許されざるものなんだろうか……?
     とか、思ってしまった僕は。
     恐らく、一般的な価値観から大分ずれてる。

     そんな恐ろしいまでの執着さえも超えてしまうほど、ダメな事……?

     いや、ほら。
     倫理的・生物学的には間違ってるのはわかるけど。

     何か事情があったのかもしれないし。
     もう、片方は死んでしまってるのだから、過去のことなんだし。
     その咎から、不幸な存在が生まれたわけでもないんだし。
     人間誰しも間違いは起こすし。
     相手がいないんだから、もう、二度と間違えは起こしようがないのだから。

     いいんじゃね?

     って、思う僕は駄目なんでしょうか……?(爆)

     いや、まぁ、自分に置き換えたらありえねーっ!! と思うのは、倫理的な問題とかではなく、個人的な問題からなのでその場合は除外。

     まぁ、きっとあれだ。
     榛原とケイが惹かれあうのはきっと、その辺りが関係してることなんだろうな……と、うっすら見えてきた気がする。
     どいつも、こいつも、愛情表現ひねくれすぎててよくわかんないんだけどさ。

     響生が煮詰まりすぎて、ぷっつんしちゃったところで、終わってます。あがが。
     思いとどまって響生!!
     それは……それだけは……

     よっぽど、ケイのやったことより、他人を傷つけることになるのだから。
     他人を巻き込むことになるのだから。
     響生がやろうとしてることの方が個人的には許せないと思うのは、僕の倫理観が崩壊してるせい……?

     やばい。
     人生に不安を覚えてきた……(そっち?)

     生きてた響生が次の話では思いとどまってくれていることを望みます。( * ̄)m 〔十〕 アーメン

  • ケイのコスプレ集。新の株が鰻登り、憂月が異次元。響生がマワって七冊目にしてちょっと仕事のシーンが出るっていう

  • 「赤と黒」の舞台が幕を開ける。一方重体の連城は目覚めない。そのことを知ったケイは自分を見失ってしまう。それを救ったのは、ライバルの新だった。榛原の声に反応して、意識のなかった連城は目覚める。そして、オーギュスト候補は、ケイに決まる。榛原は新に、オーギュストは卒業したという。榛原に作品を否定された連城は彼を訪ねて睡眠薬を盛る。

  • そういえば。連城があんなことにーっ!なってたんだったわね。続き出てるからさほど心配はしてなかったんだけどさ。
    わりとどんな内容でも「ほーぅ、それでそれで?」と読み進められるんだけど・・・「もうだめだ!」って本閉じたのははじめてだよぅ。もうやだ怖い!榛原怖い!
    2度ほどそんな具合で、こりゃあ読み終わるのに時間掛かりそうだわーって思ったのに、やっぱり気になる続きが気になる。そして「怖ぇっ!」閉じた3度目・・・最後の頁。なにするつもりだ連城響生!もうやだ怖いひとばっかり・・・

    20080305〜20080309

  • 7巻まで読了。連城の事故、ケイの秘密が暴露される刊。以前書いたものでは「ケイが男性である理由がわからない」と書きましたが、「ケイはケイ」が結論。この刊ではケイの根幹が出てきたのですが・・・いやいや。しかし水菜タンはどこまでもストリッパーですね。連城のおかげでミラよりも皮膚を刻む音がよく聞こえる。連城はホンっとウザい 笑。でも、だから目が離せない。なんていうか濃ゆい。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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