悪魔のような花婿 遅れてきた求婚者 (悪魔のような花婿シリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2010年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086014670
感想・レビュー・書評
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P235 貴婦人と小姓、それからたんぽぽ「のっぽの娘がしゃんと背筋を伸ばして生きていけるように、父は九人いる娘の中でも特に熱心に、自分にダンスの手ほどきをしてくれたのかもしれない、とジュリエットは思った。」
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甘々伯爵夫婦の第2巻です。
結構中途半端なところで終わるので、続きが気になります!
また、短編後の時間軸での話なのか、指輪の話など分からないところがありました。
甘さは前回から引き続きバッチリです。
ただ、イラストが前回と違いすぎてすごく違和感があります。
同じイラストレーターさんのお名前ですが、違う人なのではと思うほどイラストが変わっていました。
それでも甘い二人を見るのは楽しいです!! -
“帽子のつばを押さえ、キットは目元をくしゃっとさせて笑った。
「それよりおれは、早く変身して大人に戻ったウィリアムさまを見せてもらいたいんですけど。楽しみだなあ、おれより大きいウィリアムさまって想像がつかないですからね」
「私の変身か、よーし、見せてやろう。初めての者には楽しい見世物だぞ」
「一気に身体が大きくなるんですよね。いったいどんな感じなんですか?」
「魔法の煙がもくもく出てきて、ポンッ!と一瞬で大人になったり子どもになったりするのだ。種も仕掛けもない早変わりだからな、城の子どもたちには毎回大好評を博している」
「あっはっは、いい芸を身につけましたねえ、ウィリアムさま」
「芸ではない。呪いだ、呪い」”
こんな微妙なところで終わるとは……!
というのが本音。
子供の身体になったまま戻れなくなったウィリアムの代役をヴィヴィアンが務め、四海家の会談が行われることに。
三家の当主にまつわる胡乱な噂話とは。
そして、エヴァンジェリン王妃の目的は。
続編出るのはすぐかな?
ジュリエットとウィリアムのラブっぷりが面白い。
読んでて、楽しい。
“「あるいはこうも考えることもできるでしょう。
王と王妃の手元に四海家の紋章印が全て揃っていれば、彼らは王妃の弟、フランシス・ライヴァルの名を記した西部総督の任命書を自由に作成できる。四つの家の紋章印がどのような手段で彼らの手に渡り、そこへ押されたのか、そのような経緯は、法の上では関係ない……」
ヴィヴィアンの話の結論を、ウィリアムはすぐに察したようだ。
従者に抱えられているヒューの身体へちらりと視線をむけ、うなずいた。
「要するに、王妃の放った刺客が狙うのは四海家当主の持つ紋章印ということだな、ヴィー」
「はい、兄上」
「フン。そして、やつらは卑怯な魔術でそのうちの一つをまんまと手にしたというわけだ」
ウィリアムの瞳が怒りにきらめく。彼の視線の先へ目をむけ、ジュリエットは息を呑んだ。
(あれは……)
毛布の敷布の上に点々と赤い滴が落ちている。
ヒュー・ブラック・イン・ザ・レインの左手からは糸のような血が滴っている。
その指からは、金貨を吐きだす双子のイルカを描いた銀色の指輪がなくなっていた。” -
シリーズ2作目。なんか絵柄がロリっぽくなった…?
つか、ヴィヴィアン様が汚れなきお方すぎてw
初版/2010.11.1 購入/読了 -
2010/11/01:糖度は相変わらず高めですが、中のイラストが1巻と違いすぎて違和感。
でもハロウィンにバルバロッサの活躍を読めたのは良かったです❤ -
四海家会談編続くのか! らぶらぶは相変わらずだけど宮廷陰謀劇が入って魔女分が減った感じ。