嘘つきは姫君のはじまり 少年たちの恋戦 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2011年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086014939
作品紹介・あらすじ
東宮妃候補の座を降りた宮子が、初瀬の寺へ発って数日後-。宮子の抱える秘密に察しをつけていた次郎君は、その真相を確かめるため、五条の邸を訪れることに。一方、もの想いに沈みながら、宮子の帰りを待つ真幸。そんなふたりが、いよいよ顔を合わせることに…!次郎君は正体を隠しているものの、呼び名や言動から、真幸は彼の正体と、宮子との関係に気づいて!?いよいよ終章突入。
感想・レビュー・書評
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『少年たちの恋戦』
ということで、真幸と次郎君初対面。
あまり戦というほどバチバチした感じはしませんでした。二人が戦うというより、それぞれが宮子の為に戦うという感じかなぁ。
いや、真幸は戦っていたのか…?
…次郎君と対面したときの受け答えは、覚悟が決まっていてよかったです。
次郎君は珍しく強く凛々しかったです。
だけど愛する后は一人でと正面切って大人にぶつけるあたり、九条家のやり方に慣れていないように見えます。
それが出来てしまったら次郎君ではないのでしょうけれど。
出来なくてぽっきりなくらいでちょうどいい。
(コバルトなので何らかのハッピーエンドだと楽観視)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宮子の秘密に気づき、真相を究明しようとする次郎君と、宮子の帰りを待つ真幸。ふたりは偶然、文殊丸の住む邸で「名刀」をめぐる騒動に巻き込まれてしまう。初めて顔を合わせた二人だったが。
真幸表紙だよ、表紙!と興奮した一冊。
姫子さまにいやされつつも、恋戦にやられました。
宮子に何もなかったら真幸と宮子が市井で慎ましやかに、でも穏やかに暮らすさまが想像できるので、切なくなります。 -
これも登録漏れだよ、まったく……orz
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めっきりミステリ要素が減った「嘘つきは……」シリーズ。
次郎君は、宮子の正体に疑いを持ちます。
馨子姫の家を訪ねて、真幸と直接対決。
さて、そろそろ文殊丸こと、源頼光。その父・源満仲が出てきそう。
続きが気になるところで終わってます。次巻を待った方がいいかも。 -
重い展開に。有子様は宮子と次郎君以上に茨道だなあ。
史実を考えると次郎君にとってはさらにつらい展開にしかならないのか。
この状態で7月まで待たされるんですか!