嘘つきは姫君のはじまり 初恋と挽歌 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086015417

作品紹介・あらすじ

声を失った次郎君を支えるために、初瀬から後宮に戻った宮子。毎日、そばで世話をするうち、次郎君はしだいに健康を取り戻すが、失声の病だけは回復しない。彼のそばにいたいという気持ちから、宮子は"姫君"として生きる決意をする。ついに、身代わりの秘密を次郎君に打ち明ける日がやって来たのだ。そして、いよいよ中宮の出産が始まった…。平安身代わり恋絵巻、息もつかせぬ急展開。

感想・レビュー・書評

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  • ・・・だめだった。

    前巻で女性3人の評価が落ちていきそうと書いたが、
    今回大暴落。

    宮子、馨子、有子姫のシーン。
    有子姫の言う事はもっともだが、正直有子姫自体も
    自分の事を棚に上げての印象・・・
    とはいえ3人の中ではかなりまともだが。

    馨子に関しては、正直もう回復しないところまで落ちてしまった。
    有子姫の話をうけ、反省するのは良いが、
    謝るべきは、宮子だけなくて真幸もだろう。
    なんなら一番に謝るべきは、、
    しかも、その後「予感があったとか」言ってしまって、
    冗談じゃないと思った。じゃあ、予感があったのに進めたのかと
    宮子に対しては結果良かったのかもしれないが、同じく
    共に過ごしてきた真幸の立場は?

    宮子に関しても都合の良い時だけ、ずっと真幸の事を
    考えてたとか、助けを求めるとか、都合のいい男としか思えない。
    たとえ次郎君程の気持ちはなかったとしても、
    情があった相手、今でも大切に思う相手に対して、
    どうなんだろうと。

    次郎君も頼りなさすぎるし、、
    常に宮子を思い、周りを思う真幸や蛍の宮が
    評価が上がっていくってどんな話だと。

  • 次郎君を支えるため、後宮に戻った宮子。しかし次郎君の失声の病はなかなか回復しない。市の聖の話を聞くことを薦められ、宮子と次郎君は一緒に市に向かう。だが、見知らぬ侍に襲われ、連れ去られてしまう。


    このシリーズを知らない頃、コバルトの新刊案内を見て綺麗な絵だなぁと思っていました。
    それはさておき、蛍の宮がどこまでもお世話役といいますか、そんな役回り。真幸は相変わらず頼もしく、切なく、やっぱり真幸派だなぁと再認識した一札でした。
    いや、中宮さま派かな(笑)

  • ラブラブな二人にドキドキですww

  • 久しぶりにミステリ復活!と思ったらそうでもなかった・・でもまあ次巻で完結なので。

    PTSDによる東宮の失声症、中宮の出産、有子姫の婚約計画、と二人の宮に秘密を打ち明けたり・・・と盛り沢山。「蛍の宮副臥絵巻」はよかった。

    1巻の中で悲喜こもごも満載な巻。

  • シリーズ物の途中なので深くは語りませんが・・・・平安時代の両思いの男女が一晩同じ部屋にいてチューしかしてなかったとは・・・・!!ってとこがとても衝撃な一冊でした。コバルトだから?コバルトだからなの!?
    平安なんてねえ、とりあず・・・・なとこあるのにねえ。

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