ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086017879

作品紹介・あらすじ

公爵家の跡取り男子として育てられたユフィは、誰よりも強く賢く凛々しい美青年。そんなユフィの真実を知る貴公子ヴィンセントは“彼女"を密かに愛していた。無二の親友になった二人だが、ある転機が訪れて!?

感想・レビュー・書評

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  • 女であることを隠して公爵として生きることにした女の子が、同じく公爵の地位の美青年と出会って……というところからは予想できない、女性の方が腰砕けてないラブコメ。ヒロインが天然なのにくーるびゅーてぃーでたまりませんでした。これは楽しいわー。拷問かっ!というぐらいのヒーローいぢめ、楽しかったです。でも、この後は……続くのかな?

  • 男装主人公。はきはきしてるというか男装して公爵でいる事を楽しんでいる、からりとした性格で気持ちいい。
    主人公にベタ惚れなのに、なんだか不憫なヴィンセントも良かったです。

  • 男装ものが好きなので、読んでみました。

    男装ヒロインが王位に固執する理由がちょっと弱いかな?と思ったのと。

    ヒーローが王位を目指す理由が、ヒロインと結婚するためだけ…っていうのが、ちょっと…と思ってしまいました。

    でも、おおむね面白かったです。
    男装ものの小説がもっと増えることを期待します。

  • 少女小説では王道の男装の麗人もの。
    個人的には女バレするところに、もうちょっとカタルシスがほしかった。
    あと、ストーリーの組み立てで、前もって触れられていない内容が唐突に描かれるので、「?」となることしばしば。
    思わせぶりに描くレトリックとしてアリなんですが、それが多すぎて、物語への没入を阻害しているようにも感じました。
    2巻買ってますが、どうするかなー。

  • シエラ公爵家の跡取り男子として育てられたユフィと、対立するクロヴナー公爵家のヴィンセント。ヴィンセントは早々にユフィが女性と知り、しかも自分の初恋の相手と知りますけど、そこは黙って男のふりをしているユフィにつきあってます。

    ユフィが嫌々男を演じているのではなく、納得して男になっているので、嫌な感じはせず、ヴィンセントのもんもんとした悩みも理解できます。

    ユフィが女であることを好評して、ヴィンセントと結婚したらうまくいくのに・・・って思っていたら、まさか彼があんな形で暴露するなんて・・・。予想外でした。

    結局ヴィンセントはユフィを妻にできたのですけど、まだ男としての癖や考え方が抜けないユフィに、ふりまわされているヴィンセントが不憫です。

  • 久しぶりにラノベを読んだ。
    秘め侯爵さんが、ただの可愛いヒロインで終わらないところが良い。こういう話だったら、もっと読みたい。

  • 面白かった……と思う。
    ただ、名前がなぁ……。某アニメと主要人物三名がかぶるのはどうかと思う。偶然だと思いたいが、主要人物でかぶると微妙な気分になる。

  • 男としてヴィンセントと友情を築きたいユフィと、そんなユフィを女性として好きで彼女を振り向かせたくて堪らないヴィンセントとのずれた掛け合いが可笑しい。ヴィンセントが1人でヤキモキしている様子とか。
    でも、ユフィが女だって骨格とかでバレるんじゃないの?とか思ったり。
    健気で一途なヴィンセントを読んでいて応援したくなりました。雲屋さんのイラストも素敵。その後、ユフィがヴィンセントを好きになって甘々な様子の2人の話も読んでみたいと思いました。

  • 取りとして育てられたユーフィニア(ユフィ)は女性であることを隠し男装の次期国王候補。対立候補のヴィンセントは偶然男装を見やぶり、子供の時に知り合い探し続けてきたユフィへだと気がついてしまった…

    男の友情を築きたいと有頂天のユフィーと、ユフィーからなんとかして信頼され恋を勝ち取りたい彼とのラブコメ。

    プロポーズ、必至だったナ。わろた。
    承諾する彼女の思考はかなりズレていて、愛情ある常識人の彼が可愛い。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3468.html

  • 【ネタばれ感想】

    あらすじに惹かれて購入。
    作者さんもあとがきに書いていますが、雑誌掲載時に書かれた話とは全く別物になっていて驚きました!
    元は、対立する公爵家に生まれた幼馴染のケンカップル話です。

    文庫版のあらすじを読んで妄想を膨らませ過ぎたのか、読後感想は少々微妙なものとなりました。(^_^;)
    この作者さんの本は初めて読んだのですが、誰の台詞なのか、誰が取った行動なのかが分かり辛い箇所があり、文章の前後から推理したシーンもありました。
    あとは編集部の校正ミスか、誤字脱字が気になりました。

    結局、出奔した王太子の行方は最後まで分からず、シエラ公爵夫妻とユフィと取り替えられた筈のユーフェミアが何故亡くなったのかという詳細も不明なままで、読み終わった後が何となくすっきりしないような、消化不良の感が否めませんでした。
    王太子が突然帰ってきて、政局が混乱したりしないのかといらぬ心配をしてしまいました。
    その辺りも想定内で、もしかして続編があるのでしょうか?

    雲屋ゆきお氏のイラストは綺麗でした!
    2人が剣を構えながら手を繋いでいる表紙が素敵だと思いました。

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