愛よいま、風にかえれ(前) まんが家マリナ黒鈴事件 (まんが家マリナシリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (1988年1月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086111201
感想・レビュー・書評
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冒頭の一樹とシャルルにガシっと心奪われて
はぁぁぁ、そっちの話が見たいっ!と
カークはもはや目前っと楽しみにしつつも
儚げで物憂げな三白眼の天才美少年
シャルルに心奪われつつ。。。
今回も恋に陰謀に禍々しく♡
昔も「愛よいま」はすごく苦しかったけど
大人になると余計に重く深く…潰れてしまいそう。
テーマは愛と死と。
とても身近なもので苦しみと悲しみの根源。
かけがえのない存在と死によって切り離される
底なし沼のような悲しみの深淵。
にじり寄る陰謀の足音!で、後半へ!ふぅ。
そしてすっかり覚えてなかったけど、高校生ながら
薫の日本酒器コレクション!
飲むたびに出入りする空気によって美しく鳴く
ウグイス杯!!ほしい!!絶対ほしい!!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軽井沢が舞台のヴァイオリンコンテスト。
最終選考に残った、響谷薫含む4人の若手ヴァイオリニストが一つの課題曲に挑む中で周りで様々な事件が起こっていく。
前に二度読んでいるので犯人は分かっているがハラハラの連続でおもしろい。
そして薫が可哀想で可哀想で…
主人公マリナが薫に久々に会ったシーン、
「少し痩せたね、ほんの少しだけど…」に今まで彼女に起こった出来事が詰まっていて悲しみが込み上がってくる…
主人公が語り手で本人の感情ももちろん深く描いてあるのだが、それだけでなく登場人物の情熱、敬愛、畏怖、哀傷…
この巻から前編後編に分かれるようになるのでより一層物語にどっぷりと浸かれます。
とにかく、薫を頼んだぞマリナ! -
親友の響谷薫と再会するもまたもや事件に巻き込まれるマリナ。精神的、肉体的にも追い詰められる薫。果たして無事コンクールを迎える事ができるのか!?極限状態のまま次巻へつづく…
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この辺からもう上下巻があたりまえに・・・。