- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086112000
感想・レビュー・書評
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はじめて自分で購入したコバルト文庫、じゃなかろうか。小学生の頃、塾に通うようになって本屋にいきはじめて、表紙にひかれたのだと思う。そしてきっと、昔からお姫様が好きだったんだと思う…… そういうわけで、子供の頃に書いていたファンタジーっぽい話は前田珠子の影響下にあったんじゃないかな。ずっとずっとあとになって、この話で造られている民族のうちのメインのカル・ランシィがジャパネスクな民族なのだと認識して、すごく感服した。おおや和美のイラストがとっても西洋なかんじだからだとは思うんですが、西洋風異世界かと思いきや、ばっちりジャパネスクファンタジーだったのでした。「竜の牙」という山脈の名前も、それを考えるととても意味深い。このシリーズが完結するということはないのかなーと思いますが、初期コンセプト通りに完結していれば日本を代表するファンタジーになったんじゃないかなあ。
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1988年発刊ということは・・・実に28年前!
それから数度読み返して、実質10年ぶりくらいに
読んだかなぁ
語り口も固くて、
正統派ファンタジーといった趣き。
学生の頃に表紙に惹かれて読み始めて
広大なファンタジーの世界への入り口になった本。
願わくば完結して欲しかったなぁ。。。
カル・ランシィシリーズ 1巻 -
[2010.1.16]10数年ぶりに読み返した。まっすぐで頑張り屋さんがヒロインのファンタジーが好きなのはこの本が始まりだったかも?それにしても、シリーズがまだ完結していないことを知ってがっかり。ストーリーを完結させない作家って罪深い。このまま放置されてしまうのかな、、、
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この作家さんを読むきっかけになった本。
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大陸暦第四黒猫の年、カル・ランシィ氏族の王女アルスリーアは、不吉な夢を見た。その不安はやがて現実のものとなって、彼女に襲いかかった! 邪悪な異母兄たちが王位を狙い始めたのだ…。
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カル・ランシィシリーズの1作目。この作品単独でも楽しめます。