炎獄のディアーナ〈後編〉―ハイスクール・オーラバスター (コバルト文庫)

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  • 集英社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086115582

感想・レビュー・書評

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  • 世に活字はゴマンとあるけれど、この作品に出会えていなかったらと思うとゾッとする。

  •  誰もが幸せになれるって。信じるって。って話。正に「それぞれの思いが交錯する」本。前編とはうって変わってまた内輪の人間しか出てこん。しかしまぁ内輪の人間の数がそもそも多いからいいのか。

  • 「ムリなことがあるって、知ってて、それでも本当に信じられたら、それが本当の「信じる」じゃないのかな……うまく言えないけど……」(270p)

  • 図書館にて借りる。

  • 初めて里見くんにハマった作品。

  • シリーズ第6作、再読。
    シリーズ中、最も好きな作品。
    もがきながらも、つき進んでいく感じ。

  •  それぞれの想いが痛い本。重傷を負った諒。行方不明の冴子と忍。十九郎は、忍の代理を果たそうと奔走する。なんだかんだ言いつつ、術者を守る希沙良。自らの意志で中和を起こそうとする亮介。

     みんな立場が違う。妖者との戦いの本なのに、前半は特に、そう言った術者の内幕の話が書かれていて、それが妙にリアルで、切ない。十九郎と冴子の、「冴子の正体」について語るシーンとか、後の「烈光の女神」とかを読んでから再読すると、またもう一段意味が深まったり。

     キャラそれぞれがどうしようもなく本気で、読んでいるこっちも亮介と同じように「みんな幸せに」と願うから、尚更この、なんとも苦いラストは哀しい。

     「最後にはみんな幸せに」と、私も願いたくなった話。

     

     

  • シリーズ第五弾。

    ボロボロです。

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著者プロフィール

1968年生まれ。早稲田大学文学部中退。89年、大学在学中に第13回コバルト・ノベル大賞佳作入選。同年のデビュー作、『天使はうまく踊れない』に始まる《ハイスクール・オーラバスター》シリーズは、昨2021年、完結した。同シリーズを筆頭に、《イズミ幻戦記》、《グラスハート》など、多くの人気作を持つ。近作に、『われ清盛にあらず』『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 最果てに訣す』、『ゼロワン』、『永劫回帰ステルス』などがある。

「2022年 『戦をせんとや生まれけむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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