- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086142908
感想・レビュー・書評
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名だたる歴史小説家の御大のような重厚感こそありませんが、思った以上に面白かったです。三国鼎立時代を迎える以前の、呉の基盤が作られるあたりの話はそれ程無いように思われますし、三国志を取っ付きにくいと感じている若い女性も入りやすいのではないでしょうか。孫策&周瑜の紆余曲折ある友情(いつか腐に傾くんじゃないかと期待しちゃったけど^^;)が何ともじれったくて、爽やかで。二人の嫁取り(大喬小喬)は後で出てくるのかな。今後予想される周瑜と孔明の出会いもとても楽しみです。(表紙続き絵で、こちら周瑜)
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「俺の側にいろ。お前の目が見ているものを、俺も見たい」
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しゅうゆの痛い哀しい愛らしい話
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一気に読んでしまった……
あの孫策と周瑜が喧嘩をしてる!
と興奮したのもつかの間、一向に改善しない二人の仲にはらはらしっぱなしでした。
両想いだなあ、読んでいるこちらが恥ずかしくなってしまうほどに。
その点ではやはり「腐向け」なのかもしれない。
解りやすいしすごく面白いのだけれど、誰にでも進められるかというと……? -
●年振りの読み返し、その後編。
前半の終わり方からもどかしい状態が続き、読者をやきもきさせる。
逆にこの辺りまで読めば、この作家の示す『周喩像』が明確に掴めると
思える話。
時代的には太史慈と孫策の邂逅の少し後まで。
太史慈の描かれ方は恐らく誰もが持ちえる太史慈像として描かれて
いるので、特に抵抗感を持つ人は少ないと思われる。
続きを、と望みたくなる終わり方だと昔感じたが、現在でもやはり
同様の感想を持った。 -
公瑾と伯符の関係にニヤニヤしながら、やっぱりこのコンビが一番好きだなぁと、安心してしまいます。
続巻希望だけれど出さないのかなぁ。 -
この人は、物の引き際とかを弁えていると思う。
こんなにひきつけられるとは…
コバルトだからってのもあるのかな?
その後の事を考えるとアレなんですが
この小説では解決して「ホッ」って感じ。