ウォーターソング (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 87
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086147408

作品紹介・あらすじ

銀河に広がる開拓惑星。中でもとびきりの欠陥惑星であるナットの街に、転校生がやってきた。アサヒというその少女のおかげで、ナットたちの生活に波紋が!?(僕らに降る雨) 八歳のアサヒは、特殊な自治惑星の街バゲットで母親のセイと暮らしていた。そこにヒムロという男が現れ、彼女の子供時代は終わりを告げることに…。(ウォーターソング) 新鋭が贈る愛いっぱいのSFファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 古本で見つけて購入。
    これ2000年に発売されてたんだ。知らなかった。私は発売当時……よ、四歳!?
    はぁー。図書館ってなんでもそろってんだなぁ。初読みはたぶん小学六年生のころ。
    竹岡姉妹の初単行本ということで。姉妹で本作れちゃうって凄いなぁ。しかもどちらも名前が知られている方だし。

    竹岡さんの文章は読みやすくて好き。もっとコバルトでいろいろ書いて欲しかった。
    今はファミ通で活躍されてるけれど、なんとなく手が出せていない。読みたい気持ちはあるけど…。
    また姉妹で本出してくれたら嬉しい。
    絵描きのお姉さんの方は、ファミ通では野村美月さんと組まされているから、難しいのかなぁ。やっぱり。

  • 多分小学生の時に友人が貸してくれた本。
    雨の降らない星で本物の雨を降らせようとした小学生のお話。
    だった気がする。
    面白かった。

  • これ雰囲気可愛くて好きだったなあ。表題『ウォーターソング』の女の子が成長した未来が、同時収録でこれより先に目次来てるデビュー作に出てきためっちゃ引越しくり返してるヒロインだったんだっけか。懐かしい。

  • 竹岡姉妹のデビュー作を含む2作を収録。竹岡葉月の作品にはしばしば登場人物が激昂して喋るシーンがあるのだけど、その過程を丁寧に描かないと読者が感情移入しにくかったりする。文章を散文的にして感情の奔流を表現するので余計にそう。
    表題作では投稿作品ということもあり枚数が足りなかったと思われ。後半、表題作の関連作品といった形で書かれたもう一作の方は良かった。

  • この頃は本誌を買っていたので書き下ろしがあると聞いて買ったんだ。
    買って正解でした。
    書き下ろしが好きで、影響受けた話の一つです。

    …もうコバルトでは書いてくれないんだろうなぁ。
    私はコバルトらしい話が書ける人だと思っていて、大好きでした。

  • デビュー作。中篇2本。表題作のウォーターソングの方がいい。
    とある惑星で暮らす母娘。ある日、母親のセイが得体の知れない男を拾ってきて、しっかりモノの娘アサヒは怒り、そして複雑な心境。そんな時、日常が壊されて・・・・。
    アサヒのその後が「僕らに降る雨」
    こっちはイマイチ。

  • 竹岡さんのデビュー作。僕らに降る雨より表題作のウォーターソングが大好きです。本当に良い話です。小説を読んで泣いたことってなかったんですけど、これで初めて泣きました。小説を読んで何か感じたことがなかったので、凄い収穫です。小六だった当時、色んなコバルトを読みましたが、竹岡さんと出会って以来他のどのコバルト作品を読んでも面白くなくなりました。それくらい魔力があります。

  • コバルト本誌でがっつり興味を引かれて買いました。
    それ以来手は出してないけど、近未来な感じの話だった。

  • タイトルと表紙に惹かれて買いました 笑。
    "僕らに降る雨"と"ウォーターソング"の2作品を収録。"僕らに降る雨"の転入生の過去の話が"ウォーターソング"となっています。
    キャラ的には"僕らに降る雨"の主人公ナットが好きなんですが、お話的には"ウォーターソング"の方が好きかな。切ないけれど後味の悪さを感じさせない、希望があるお話。

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著者プロフィール

1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。主な著作に「谷中びんづめカフェ竹善」シリーズ(集英社)、『蒼井葉留の正しい日本語』『横濱妖精探偵社』『恋するアクアリウム。』(KADOKAWA)など。描かれる人間関係や作品世界のあたたかな雰囲気は、多くの読者に支持されている。

「2023年 『犬飼いちゃんと猫飼い先生2 お友達から卒業しますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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