- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086172530
感想・レビュー・書評
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最近アパレル産業の本を読んでるのでタイトルだけ見て借りた本。でも展開が読めて読めて…私、前に読んだことあったのかしら⁇ファッションはどれも素敵で絵が綺麗でした。
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ファッション版のプライドだと思います。強いこだわりと軋轢。ガーンとぶつかる感情と勢いと、悔しさと意地がぶつかってくる作品です。文庫版の装丁のこの本を何度も何度も読み返しました。
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柴門さんが影響を受けたってことで、この度読んでみた。1974年りぼんで連載って、これをりぼんで、ってすごすぎじゃないかな。そりゃみんな少女漫画系作家さん影響受けますよね。。。
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ウワー久々にすごいものを読んでしまった!という感じ。少女漫画の傑作だ。
トップモデルの亜美の出生は謎に包まれていたが、ある時、自分の母親が有名なデザイナーであることを知る。気が動転して交通事故を起こし、亜美はモデルを辞め、デザイナーになって母親をトップの座から引きずり落とすことを決意する。
この復讐劇を軸に近親相姦めいた愛憎模様が渦巻いている。こんなに毒性の強い作品が40年前に生み出されていたなんて。昼ドラにもなった位ドロドロ。壮絶。
父親と自分を捨ててまで母親が身を捧げてきた仕事に、亜美も没頭していく。皮肉なのは、母親と同じ道を歩むことで、亜美が自分に母親の血が流れていることを自覚し、彼女を理解し、尊敬の念さえ抱くようになること。それほどに母親の「デザイナー」としてのプライドは大したもんだ。
ただ、最後の哀しき大どんでん返しが読んでて辛い…。少女漫画に救いを求めてしまうことが多く、だからこそこの作品は異彩を放っているわけだけど。いや、すごい作品だ。 -
おすすめされて初・一条ゆかり。
トップモデルとして活躍していたが事故をきっかけに足が不自由になった亜美が、朱鷺という若き実業家のバックアップで、自分を捨てた実母への復讐を糧に母と同じデザイナーの道へ進むという作品。
どういう展開になるのか気になって一気読みだった。
私が昔のりぼんの漫画で知ってるのは母の影響で陸奥A子だけだから、同じ時代にこれがりぼんに掲載されていたとは驚き。
実際昼ドラにもなったとだけあってとても濃くドラマティックな愛憎復讐劇。歪んだ愛情の結果が招いた壮絶なラストだった。 -
これぞ「The 少女漫画」。少女漫画の全てがこの一冊に収まっている。これでもかといろんな要素がぶちこみながら、物語が全然破綻していない。なんという密度の濃さだろう。しかも40年前の作品!
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怒涛の展開すぎてついていけなかった。
が、この時代の少女マンガの華やかさって今とは別格であり、すごい。
なんつーか、各キャラクターが一般人とは画一された女優オーラのある華やかさだ。今のマンガが親しみやすいご近所アイドルレベルって言ってしまっても過言ではないかも。いや言い過ぎた。