天然コケッコー 9 (集英社文庫(コミック版))

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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086181129

感想・レビュー・書評

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  • 202010/全巻まとめて。主人公達(そよちゃん大沢くん)にあまり共感とかないし、最初はそんなに面白くないかなあと思いながら読み進めた。でも何気ない感情の動きや、嫉妬とか怒りとかうっとおしさとか照れとか…が丁寧に描かれていてよかった。

  • 小学生も中学生も同じ校舎で勉強している田舎の学校で学ぶ右田そよちゃんと東京からの転校生大沢広海くんの素朴な恋の物語、この巻で完結!2人の成長ぶりと、お友達や先生、親達や地域の人々の人情あふれる心理描写が細かくてユーモラス、小さなエピソードにも癒されるところが満載でした。中学卒業して高校にあがっても、中学の先生が卒業生の分まで遠足のお土産を買っておいてくれるとか、すごくほのぼのしますよね。人と人の距離が近くて、でも息苦しくなくて、良いところですよね。大沢くんが戻ってきたわけ、なんとなくわかる気がします。
    scene69のにゃんこ見聞録、猫視点で描いて最後のあたりおおっ!と思わせるところとかナイスでした。
    実写向きだな~と思ったら実写映画あるんですね。見てみたいです。

  • 中学生編のほうが、断然好きだったので…。あと絵柄の変化が厳しかった。演出は神。台風きた回が素晴らしくてな。たしかに、注目すべきはおでこ!読み終えてすぐはなんとなく釈然としないものがあったけれど、一夜あけてだいぶ印象が上向いた。

  • これはもう、「にゃんこ見聞録」に尽きるでしょう。

    人の顔が描かれるのはたった一回だけ。しかもその人が…。
    すばらしい。

    大沢くんの戻った理由が「虫」っていうの、私は虫大嫌いだけど、わかるような気がする…。

    とにかく、最初から最後までステキな作品でした。

  • 先日、14巻揃いを再読したばかりですが、この巻にはあちらに収録されていない書き下ろし作品があるということで改めて手に入れて読みました。
    前後と違和感なく収録されていて、書下ろしであることには初めての方、連載以来久しぶりに通読する方は気がつかないかも。
    最後の数話は、言葉少なく、肝心な部分のシーンの絵柄もないのに、十二分に何があったか、感動と共に伝わってくる。お見事としか言いようがありません。30年以上前からのファンなので絵には相当違和感があったのですがそれを凌駕するすばらしい作品となりました。(2012年1月15日)
    9巻だけ再読。何度読んでもラストの描き方に感動。雑誌でこの作品を初めて見たときは、前後の話もわからずとにかく方言丸出しの子供達とクロッキーみたいな絵にびっくり仰天し違和感も覚えたけど、ものすごく好きな作品です。(2012年10月11日)

  • 最終巻、何度よんでも泣ける。

    そよちゃんが
    すきな時に泣けるようになったんよーっていうところ
    すごく好きでよく思い出す
    あー本当に悲しい時っていつでも泣けるようになっちゃうもんなあ

  • そよちゃんが美人なのに、ばりばり方言なのがいい。木村に住みたくなる。

    くらもちふさこが大御所であるにもかかわらず、映画みたいだったり、視点を変えてみたり、等いろいろな漫画の表現方法にトライしているのも、すごい。

  • やっぱり、くらもちふさこはすごい。「そうそう!」と言いたくなるようなシーンがいっぱい。読んでいると心が田舎に戻ってます。

  • 島根などを舞台とした作品です。

  • 映画を観て、漫画を読み出した。

    映画では途中までが描かれていた。

    その後を漫画で読んだという感じ。漫画と映画では主題が異なるように感じたけど、映画では、その途中までがうまく映像化されており、それはそれでよいし。
    漫画も、淡々と進むなかにいろいろあって、ふーって感じ。空気を感じるみたいな、たぶん。

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著者プロフィール

1972年デビュー。『おしゃべり階段』『いつもポケットにショパン』など少女マンガ史に残る名作を数多く発表。講談社漫画賞受賞作『天然コケッコー』は映画化もされた。長期連載『花に染む』が2016年に完結。

「2017年 『くらもちふさこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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