- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086303330
作品紹介・あらすじ
「武装司書に正義を取り戻す」-裏切りの容疑をかけられながら堂々と宣言した武装司書・ヴォルケンはその裁判の当日、ひとりの女とともに姿を消す。館長代行ハミュッツは自ら追撃に出るが、その向かう未来に待っていたのは最強の武装司書の彼女を追いつめる難敵だった。そして暗躍する神溺教団たち-幾多の想いと偶然が『本』によって交わり、運命は予想できない方向へ動きはじめる!新人賞大賞受賞シリーズ第5作。
感想・レビュー・書評
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題材は前巻からとても面白くなってきて良い感じなのだが
後もうひとつ不足感
バトルファンタジーものとして死者が全て本になるという壮大さが
初めの舞台設定からして狭い世界に止まってしまっているところが難か -
此の巻は、まずヴォルケンの存在、そして武装司書の重大な秘密…と
初見だったらかなりハラハラして読めたのじゃないかと思います。
アニメと大きく違う点がいくつかありましたが、
特に印象的だったのはミレポックです。
アニメと違って、アーガックスを飲んでいない状態で、
殆ど恋仲な感じでしたが、此方ではそこまで親密な感じは無かったです。
嵌められた結果、仲間にも完全に疑われる事になった時の、
ミレポの痛烈な言葉が痛かったです。
最後の殉職の鐘の件も勿論ないですし、
そう云う意味ではアニメの方が救いがありましたね。
シャーロットの愛は学習によって心に根付くもの…というのは、
大変興味深かったです。
そしてハミュッツを追い詰めるのは、いつも無力な人間なのですね。
その辺りも面白いなと思いました。 -
読了。
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arukunoさん、ヤンクゥでてくるのは7巻だよ
7巻はあとの巻とのつながりが薄いけど、オリビアさんが幸せになってよかった。
マットさん...arukunoさん、ヤンクゥでてくるのは7巻だよ
7巻はあとの巻とのつながりが薄いけど、オリビアさんが幸せになってよかった。
マットさんは作者の言によると1巻書き終えて、シリーズ化するに当たり格をあげたそうです。
しかしほかの一級二級武装司書が強力な範囲攻撃を持っているのにマットさんは持ってないからそんなに強くは思えない
シュラムッフェンも因果抹消攻撃なのか、因果超越攻撃なのか記述が巻によって一定しないし、変わったところで違いがよくわからない。
2012/02/14
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間違ってシリーズ第5弾を読んでしまった。
話が繋がってないようで、繋がっているらしく、設定その他もろもろよく分からないまま読み進めマシタ。
まずは、本巻副主人公ヴォルケンがかわいそうです。ただひたすらかわいそう。どこかで救われれば良かったのですが、救われてないような気がします。まあ、現実とはこんなもんなんだろうけど、小説だからちょっとくらい救われてもいいんじゃないかと。
主人公のオリビア。悲しいけれど、強かな女性。この人のせいで、すべての騒ぎが起こっている結構重要人物と思われます。とっても単純な願いを叶えるために行動を起こすのですが、結果、誰かの不幸せの上に誰かの幸せがある、ということをいいたいのか。。。
中途半端だー。 -
そういえば、あの混乱の中生き残った人がいました…。
彼女がその後どうなったのかは分かりましたが
こういうリサイクル(?)をされるとは…。
どうしてこう、問題の鍵的なものは、お膝元にあつまるのでしょうか?
かませ犬? と思わず呟いてしまったこの最後。
色々と性格が分かってきた故に、色々びっくりな状態ですが
理由を聞けば納得状態。
偶然(?)とは恐ろしい…。
しかしこの偽母、すごい過去です。
そしてやはり求めるものはそこなのですね。
全体が、どこが味方でどこが敵なのか。
何をそんなに隠しているのか。
見え隠れする『そこ』が非常に気にはなりますが
とりあえず、物品の管理は気をつけた方が良いかと思われます。