- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086305396
作品紹介・あらすじ
媛巫女見習い・万理谷ひかりは悩んでいた。彼女はそのことをある少年に相談することを決意する。すなわち、姉の祐理が仕える魔王・草薙護堂に…。しかし、呼び出した現場にエリカたちもついてきて?一方、世界各地では魔王たちがそれぞれの目論見で暗躍していた。それがひとつに収束するとき、かつてない戦いが地上に具現する。
感想・レビュー・書評
-
後書きに言及があるようにこれ迄二つ名だけが登場していた他のカンピオーネが話に絡んできたこともあって、かなり内容が賑やかになっている
護堂の周囲にも新ヒロインとして祐理の妹ひかり登場。が、流石に本作で小学生をヒロイン枠として扱うには難があるのか、まだまだサブヒロインといった印象だけど
そんな中で護堂がリリアナとしてしまった不用意な約束の行方は気になる所。正直、女心に対して鈍感な部分があるとはいえ直前に自分の所業をあれだけ列挙されながら「ひかりが自分に惚れるなんてあるわけ無い」と自信満々に思える護堂は男としてどうなんだろうと思わずにいられない
今回の敵はカンピオーネの一人である羅濠教主。これまでの敵が周囲一帯を巻き込むような迷惑千万な能力を使うのに対して羅濠教主は肉弾戦が中心。そのために護堂と羅濠教主の戦いはこれまでの決戦模様と様子がかなり異なる。でも、超常の力を用い自分と同等の力を持つ者以外は気にも止めない姿勢はやっぱり本作の敵キャラらしい部分でもあるんだけど
恐ろしく可憐なのに恐ろしく上から目線が似合う、そんなカンピオーネ
他に特筆すべきは陸鷹化の存在か。これまでもカンピオーネの理不尽さ、道理を無視した無茶苦茶さは多くのキャラクターによって語られてきた。それでも人生の十年をカンピオーネと共に過ごしてきた鷹化の言葉ほど納得できるものは無かったし説得力のある言葉は無い。そして鷹化の言葉があることで今回のジャイアントキリングを違和感の無いものにしている
ラストに登場した超ビッグネームと依り代となってしまったひかり。続々と揃ってきたカンピオーネ達がこの強大な敵に対してどのように戦うのか楽しみ
それにしてもあの挿絵はもう少し何とかならなかったものだろうか……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル
-
リリアナの考察が的確すぎて笑える。
日光東照宮は何度か行ったことがある場所なので、ちょっと思い入れがあります。 -
とてつも無くはた迷惑ではあるけど、教主様結構いいかもしんない
-
今回は「ガーヤトリー」。
インド神話の韻律・讃歌の女神で5の頭と10の腕を持つ。
北東とは陰陽道でいう鬼門。だから富士山から見て北東位置にある日光に、護国を守る家康公を祀り、さらに魔除けとして猿神を祀るのだとか。
様々な権能を使い時を見極めての戦い方がかっこいいよなあ。 -
前巻に引き続き東洋系神様絡みの話。レヴィアタンとかも出てきてるけどメインはやっぱりこっち。ラストには超メジャーな名前も出てきたし。しかしカンピオーネにまともな人間はいないのか。まぁ王だから仕方ないっちゃないんだが。お陰で護堂くんが随分まともに見えるよ。神殺し兼女殺しなはずなのに(笑)あ、恒例キスシーンはエロさがどんどん増してる感じです。
-
あいかわらずの安定したおもしろさ。
異色のラブコメハーレムバトル物語は、今回、新キャラてんこ盛りで、話が大きく動き出した感じ。
すごく面白かった。
祐理の妹のひかり登場で、護堂ハーレムに幼女が加わるのか?(笑)と思ったけど、今回はなかった。
でも、次回はどうかわからんな。
それよりも、ひょっとして同じカンピオーネの羅濠さんや、アニーまでハーレム入りしてしまうのか?
次号必見だな(爆)
いや、あの孫悟空とのバトルも一応期待だけど(いちおうか?)
とにかく目が離せない今ノッている作品だ。 -
ジョン・プルートー・スミスとか羅濠教主とか、
これまで名前だけが語られてきた方々がついに登場の巻。
羅濠教主は人気ありそうだけど、インパクトでは
ジョン・プルートー・スミスに軍配が上がるか。
っていうか、さすがに、ジョン・プルートー・スミスが
3巻のあとがきのままの設定で押し通るとは思わなかったよ(笑)。