- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086306775
作品紹介・あらすじ
草薙護堂は心労を重ねていた。七人目の魔王である護堂を監視するために派遣されてきた、イタリアの魔術師・エリカやリリアナからの視線は厳しく、日本の正史編纂委員会からの遣い、媛巫女・祐理は護堂を恐れている。不本意ながらも続いてきた日常を過ごす護堂だったが、なぜか彼には「今」の状況にぬぐえない違和感があって…。
感想・レビュー・書評
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読み始めた時はよくわからない状況でしたが、途中で「なるほどねー」となりました。
最後にちょっと和みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル
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カンピオーネとして圧倒的な力を見せつつも、神との戦いでは仲間達の力を借りて戦い、最近は戦闘時以外でも馨や鷹化の力を借りられる場面が増え、陣容が充実してきた護堂陣営
そんな護堂から仲間を取り上げたらどうなるの?って実験を本編で披露したような話だった。
最初こそエリカやリリアナ、祐理と険悪な雰囲気になり護堂からあらゆる繋がりが奪われたかに見えた状況。しかし、あっという間にリリアナを懐柔し味方につける護堂のたらしっぷりは流石。更には祐理やエリカとも程なく関係改善してしまう。
敵が仕掛けた罠が杜撰だったというのも理由の一つではあるけれど、一度失われた絆をそこまで苦労せず回復させてしまう護堂の手腕には驚かされるばかり
今回の対峙したのはまつろわぬ神になりかけた存在程度だったのも有って、それ程心燃えるような戦闘シーンは無かった。その代わり、クリスマスと冬至に関する薀蓄は面白かったかな
又、ヒロイン勢の中で一番に護堂と繋がりを回復させた為か、今回はリリアナの魅力が多く描かれていた。『剣』を研ぐ相手もリリアナだったし
どうしてもエリカの強烈な印象に隠れがちに思えてしまうキャラなんだけど、護堂に対して度々料理を振る舞いながらも、常に護堂の傍に在ろうとする姿勢は非常に魅力溢れるキャラクターだよなと再確認
他には、少ない出番ながらも久方ぶりの料理と神具押し付け行為などでしっかりと存在感を主張した羅翠蓮や、デート権を密かに勝ち取ったひかり等々、どちらかと言えば各ヒロインたちの魅力がバランスよく描かれた回だったようにも思えた -
羅豪教主の久方ぶりの登場です。今回はクリスマス回でしたが、はじめから事件が起こったあとの状態からのスタートのよう。
絵がだんだんとロリ化してきているのだけれど・・ 個人的には、5,6巻あたり好みです。 塗りが変わったのでしょうか・・
の頃が -
【読了】丈月城「カンピオーネ!12 かりそめの聖夜」 9月21冊目
2012夏アニメとして放送されていた「カンピオーネ!」。最終回も終わって、前評判よりも評価を上げたシリーズになったのではないかという印象。というわけで、アニメでやった話のもっと先の話の12巻。
読み進めると、なんとも言えない違和感に襲われる。これはいったいどういうことなんだろう・・・? どこかの時系列の話なのか、いや、それもなんか違う気がする・・・・?
まさに作中の登場人物も同じような違和感を抱えながら物語は進行していくのだが、キャラと読者のシンクロという観点から言えば、なかなか巧い手法ではある。しかし、そこにラノベ的読後感・・・、それは人によって様々だとは思うのだが、爽快感の類いはたぶんない。
12巻まで巻を進めると、ハーレム構成も完成しているし、まつろわぬ神と戦うか、他のカンピオーネとの話を書くかしかなくなってしまうので、読んでいても新鮮味という点がどうしても欠けてしまう。ハーレム書いていればマンネリでもいいんじゃね?と思わなくもないんだけど、それは多分、作者さんがやりたいこととは違うんだと思うし。
長期シリーズになると、なかなか展開も難しそうだなぁと感じた12巻でした。 -
また過去編か?と思ったらそうでもなかったけど、あんまり本作らしくない戦いだった
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某消失を思い出した。そんな中でも王様はやっぱり王様だった。ちゃんとハーレムを作るのは血のなせる業でもあるのか(笑)料理も完璧な上にあとがきにあった権能とか、ホントに姐さん万能すぎる。鷹化くんの気苦労がすごいな(苦笑)バトル面でもその他でもエリカと恵那のコンビネーションが上がってるのがいい感じでした。ラストにまた次の動きへの匂いが醸し出されてたけど…あとがき曰くバカンス回でもその展開やるの?