文句の付けようがないラブコメ 3 (ダッシュエックス文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 124
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086310468

作品紹介・あらすじ

優樹と世界のラブコメは今度こそ続くと思われたが無情にも決断の刻は来た。逃避行の末に辿り着いた外国の小さな港の修道院で、ささやかな結婚式を挙げようとする2人の運命とは。学園編、後編開幕。

感想・レビュー・書評

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  • わらない、けど、終わった。
    概ね繰り返しになるからか
    あっという間に読み進みます。

    結構な凄惨さ。
    映像化したら見るのはつらそう。
    次の回は救われてほしい、

    早く報われてほしい、
    そう思いながらまた続きを読むことになりそうです。
    学生生活、良かったのになー。

  • 2巻から続いたゲームも3巻で終結しました。
    読んでいる感じ、1巻と同じようなルートでゲームから抗うことになりました。
    そして、今回のゲームでこのルートはもう行きつくところまで行ってしまった感じがありますね。
    もう行き止まりですし、四巻は大きく物語が変わりそうな雰囲気です。

    しかし、どうして今回は行きつくところまで行けたのか。
    一巻と比較するとしたら、異なる点は「①世界が学校に来た。②おチヨが頑張った。」の二点だと思います。
    おチヨが全力を出すとこうなるのですね。
    こういった物語の定番としては登場人物の全員が全力で頑張らないと不条理を乗り越えられないもので、ユウキとおチヨが全力を出すだけでなく、セカイも自分で考え行動しなければいかんともしがたいように感じました。そしてこの三人だけでなく、クルミやハルコの協力もあって初めて希望が見えてきて、さらにまだ登場していない一人が不確定要素として機能すれば、晴れてこの物語は喜劇となるのではないのでしょうか。

    ざっと先を予想するとこんな感じでしょうか。
    そういう意味では、今回の巻はおチヨの独壇場でしたのでゲームクリアはないだろうなと思い、おだやかな気持ちでラストを迎えました。
    正直なところ、この予想とは違うゲームクリアを見せてくれたほうが驚きがあり楽しいので、作者には期待したいと思います。
    残念ながら、クルミは二巻で予想した通りでしたが、物語もまだ序盤ですしこれからどんどん複雑になるんだろうな。
    鈴木さんにはそんな力があると思いますので、勝手に期待させていただきます!

    それにしても裁定者とはどんな存在なんでしょう。
    一巻のラストでのおチヨを見たときは、ユウキとは違い、記憶を引き継いでおり、そのためゲームにも干渉できないように思っていました。
    普段の達観した眼差しや超人的な振る舞いからそんな印象を受けてしまいました。
    しかし、3巻を見る限りでは記憶は引き継いでないみたいですし、ゲームにも干渉できる。
    そうなると裁定者もユウキやセカイの立ち位置とそんな違いがないように思います。
    この理不尽なゲームの管理者的な立ち位置というよりプレイヤーの一人のなのかもしれません。

  • なにやら学園モノのような、生ぬるい幸せの予感を感じさせた始まりはやはり夢でしかなかったか…。
    いやあ、まさかこんなに「被害」が大きくなるとは…。
    しかも代わりもいるとは…そんなのもいるんですか…そちらが登場するパターンもあるのだろうか…。
    そして次…次は…不穏だなあ…。いや、今回のパターンの逆で、最初は不穏だけどその立ち位置を活かしてハッピー…いや、まあ、ないだろうなあ…まだ。

  • 序盤の心地よいプチラブコメ風味も、うって変わっての逃避行。世界の夢を叶える目前で、つながるのは前回同様に…。次こそは、次こそは何かが変わってくれると信じて。二人だけじゃなく、おチヨさんもハルコもみんな幸せになれる本当のハッピーエンドが読めると信じてる。次は立場が結構変わるみたいでどう展開するか楽しみ。

  • 今回もまだ終わりませんでしたね。1回目との微妙な差の見せ方、使い方が秀逸で、こちらの期待と予想を見事に裏切ってくれるラストも含めて、たっぷりと堪能できる1冊だった。

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