中原淳一の幸せな食卓 昭和を彩る料理と歳時記 (be文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086500425

感想・レビュー・書評

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  • 春、苺を見ると必ず作りたくなる、噂のメニュー”苺のコクテイル”のレシピが載っている。乙女という言葉が誰よりも似合う中原純一に”尤も苺の性質にかなった頂き方”と言われると、本当にそんな気になるから不思議です。

  • 砂糖が配給されていた時代のレシピもあり。時代を感じるとともに変わらない美しい料理や心の持ち方は変わらない、ことを感じさせてくれる良本です。

  • 『中原淳一の幸せな食卓』

    昭和感満載の素敵なイラストと、おいしそうな料理と、大切な言葉の数々✨✨

    昭和25年くらいの言葉に大切なこと教えてもらった。

  • 中原淳一さんのファンです!!といっても、あまり著書を持っていないのですが、こちらはたまたま出かけた近所の本屋さんで平積みされていたので購入しました。
    昔の…母よりもご年配の方たちは本当に色々な心づくしをしていたのがよくわかります。
    身の丈に合った工夫。毎日が楽しくなるように、潤いがあるように。これを読んでいると専業主婦に憧れを抱いちゃいます。そりゃそうか。職業婦人が少ない時のお話ですもんね…。

  • 中原淳一さんのイラストが満載で見ているだけでも心が豊かになるレシピ集。
    日々の暮らしを丁寧に過ごす指南書。
    ヂエリイ コクテイル コンソメエなど今とちょっと違う言葉も面白い。
    部屋に花を飾る エプロンを愉しむなど取り入れてみたいな。
    まずは苺のコクテイルから試してみたいです。

  • 中原淳一のイラストによるレシピ。ただし昭和20~40年頃。

  • ズルチンが普通に人工甘味料として使用されているところに感動しました…。

  • 昔出版された本を文庫に復刻しているだけあって、本に出てくるレシピの材料がズルチンとかサッカリンとかいちいちレトロでたまりません。現在のレシピに比べると砂糖がかなり多めな気がします。実用書というよりは、読み物として楽しんだ方が良いかも。合間に紹介されているエプロンはとても可愛いらしくて今でも作ってみたいと思わせます。イラストは最高。

  • 本屋さんの文庫フェアでディスプレイされていて、「へー、中原淳一本も文庫にあるんだー」と手に取りました。文庫なのに角背の、きちんとした製本。カヴァーを外しても、すっきりとして美しいデザインです。

    乙女世界のスーパープロデューサー・中原淳一の雑誌に掲載されたお料理をメインにまとめた本。『それいゆ』は戦後すぐの創刊と聞いていて、まだまだ物のない時代なのに、華やかなお料理とそれを供する場面が美しくプロデュースされています。紹介されるお料理(特に西洋料理)は、作りかたが簡略化されながらも本格的で、石井好子さんのお料理エッセイで拝見するものに似ているように思います。小田巻蒸しを「お正月のお夜食」に出し、エッグボールとジヤンブルとカナペエを「乙女のパーティーのために」いそいそと用意する…これぞザ・乙女ワールド(笑)。乙女になり損ねた私にも、スイッツランドストロベリーは簡単でおいしそうでございます。

    中原といえば、姫巻きカールや三つ編みロングの少女が挙げられますが、私は彼の描く大人の女性のほうが好きです。バリバリの颯爽感ではなく、少しカールしたショートヘアやアップがフェミニン。ウェストをぐっと絞った、ディオールの「ニュールック」のスタイルがカッコいい!

    私は特に中原ワールドのファンではないけれど、完璧なようでいて、少し頑張ればできる(かもしれない)「美しい暮らし」のノウハウが当時の女子の心わしづかみ状態だったのはのはよくわかるように思いました。面白く読みましたが、やっぱり私が中原ファンではないからかなあ…あまりのめり込まなかったのでこの☆の数です。ごめんなさい。

    あと、フツーの文庫本のつもりで、うっかり片手でつかんでめくってしまい、裏表紙にがっちり折れ目がついてしまったのが痛恨!みなさま、取り扱いにはお気をつけあそばせ。

  • 尊敬する中原淳一氏。
    時代をこえて各世代に向けて、素敵な女性とは、ということをやさしく語りかけてくださっています。

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著者プロフィール

中原淳一(1913~1983)
1913年香川県に生まれる。昭和初期、少女雑誌『少女の友』の人気画家として一世を風靡。戦後まもない1946年、独自の女性誌『それいゆ』を創刊、続いて『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』などを発刊し、夢を忘れがちな時代の中で女性たちに暮しもファッションも心も「美しくあれ」と幸せに生きる道筋を示してカリスマ的な憧れの存在となった。活躍の場は雑誌にとどまらず、日本のファッション、イラストレーション、ヘアメイク、ドールアート、インテリアなど幅広い分野で時代をリードし、その全ての分野で日本における先駆的な存在となる。その卓越したセンスと不朽のメッセージは現代もなお人々の心を捉え、幅広い世代から人気と支持を得ている。妻は宝塚歌劇団の男役トップスターで、戦後は女優として映画テレビで活躍した葦原邦子 (1912~1997)。

「2023年 『わたしのおしゃれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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