- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800495
作品紹介・あらすじ
金沢にある「金魚館」というレトロな純喫茶店に集う魅力的ながら問題の多い人々……彼らがまき起こす不思議な事件の謎を、喫茶店で働く古井戸薄荷と別流瀬隆治、常連客で女子大生の花純が解いていく!
感想・レビュー・書評
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【美味しい小説】
他人の過去が見える青年と、彼の後輩でもある女子大生の常連さんが、お店のお客様から纏わる謎的なもの?を紐解いていくお話。ファンタジー要素もあり、恋愛要素もあり。ライトノベルなので、重すぎるところもなく読める小説です。
喫茶店が好きな人には、お店の雰囲気とか、イケメンのマスターが作る手作りスイーツとか、好き要素満載です。シナモン珈琲は、これ読んでて、飲んでみたいなーと思って実際シナモン買って飲んでみました。
金沢の描写も、思わず旅行に行きたくなる感じでとても良いです(о´∀`о)
話の軸がどこに向かうかが、イマイチあやふやな感じではありますが、題名通りに喫茶店がメインスポットなところをブレさせずに続編に進んでいただきたい。
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時間の無駄。キャラクターの描写がないままセリフだけ進んでいく箇所が多く台本か?っと思うほど。例えば一章の土間さんが久しぶりに金魚館にやってくるシーンでセリフだけが進み、土間さんの描写がない。土間さんがどんな表情でこのセリフを言ったのか、娘がやってくるシーンなどの詳しい描写もなくセリフだけで進む。話のキモになるシーンでこりゃないだろうと思った。あと、イケメンの描写だけ燦々と書いているのに女の子だけ外見描写がないのも何だかなぁってなりました。モブやんけ。まだ男性向けのラノベの方が男女共に描写あるわい。
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知り合いが唯一読んだという本でおすすめだったので読んでみた。
金沢の街にある喫茶店を舞台にした優しい物語。
相手の過去や想いが視える薄荷くん。バイト(途中から契約社員)に勤める喫茶店に来る花純ちゃん、別流瀬店長、後輩の新人バイト小修丸くん、その他常連客や古井戸親族。彼らにまつわる出来事に真っ直ぐ正直に答えてしまう不器用さから自分の居場所に悩みつつ、まわりの気配りにも救われたり。
374冊目読了。
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なんとも、つかみどころのないかんじで。後半はとにかく、「花純ちゃん!早く!古井戸くんを救ってあげて!」って気持ちで読みました。続編もあるんだ。読んでみよう
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基本設定(超常能力を持つ、美形の店員がいる喫茶店で、常連の女子大生らが謎に挑む)から、一般的に連想されるのとはだいぶズレてるね。花純嬢はほとんどモブだし、古井戸くんは問題を解決するわけではない。お話の殆どは彼の居所探しみたいな感じ。それからミステリ要素は皆無に近く、そういうのものを求める向きは当てが外れると思う。
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登場人物の外見が美しいことを表すだけの文章が多すぎる。キャラ設定についても「いい感じ」に「それっぽい」だけで、世界観に没頭できない。主人公の男が、年齢に対して精神が未熟で、自己中心的な言動をとるところが所々ありイライラする。「エモさ」を詰め込んだだけで内容が伴っていない、今流行りの鬼滅の刃と同じ印象を持ってしまった。
いいところといえば、金沢について少しくわしくなれるところ。金沢を文章化したらこう表すこともできるのだな、と思えるところがいつくかあった。コーヒーも美味しそう。
金魚館で働くことを通して例の子供っぽい主人公が、他者をに時間を費やすことや気持ちを思いやることを知って、今まで与えられてこなかった「自分だけの居場所」ができていくんだろうなぁと感じた。感想画を書くとしたらこのあたりかなぁ。 -
カフェの従業員と、オーナーと、お客さん達の短編。
何故か人の過去が見えてしまう青年、が主人公。
正直なのは良い事ですが、この年になっても
口にしてしまうのはどうかと…。
もう少し世渡り上手になれば、と思うのですが
その理想が隣にあれば、それはそれでイラつきます。
言い方、でしょうか?
登場するまでは、ただの世間に流されてるけど
流されてない青年、だったのですが…。
どんどんとシリアスになっていく後半ですが
何だか駆け足っぽかったです。
人間、肯定されれば、それはそれで嬉しいですが
正直に生きよう、と生きてきたのですから
こうなるのは当然では? とも。
とはいえ、あれが隣にいれば、反抗して
素直に、と思うのは普通かも。 -
地元金沢のお話。
武蔵ヶ辻のあのお店のこととか、
兼六園など身近な場所のことが
描かれていて親近感が湧いた。
それと好みのカフェでのお話。
紅茶やコーヒー、ケーキの話題が出ると
ついついこっちまで食べたくなる