家政婦ですがなにか? 蔵元・和泉家のお手伝い日誌 (集英社オレンジ文庫)
- 集英社 (2017年8月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086801454
作品紹介・あらすじ
短大卒業後、母の遺言で蔵元の和泉家で働くことになったみやび。父を知らないみやびは、その素性を知る手がかりが和泉家にあると睨んでいる。みやびを迎えたのは、個性豊かな和泉家の四兄弟で……?
感想・レビュー・書評
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続きそうで、続かないのか
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割と面白かった。すぐに読めた。
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かつて母親が働いていた職場に、遺言のため
働きに来た主人公。
しかし、彼女には密やかな野望があった。
4人の子供達…というか、二人ほど個性が強すぎて
もう2名はちょっと陥没している感じです。
父親を知らない主人公は、もしかして、と
疑ってやってきたわけですが。
最後の落ちに、うわぁ…と思いましたけど。
むしろ、そこ先に言ってください、という気がします。
母親が依存症、というわりに、案外小さかったですが
そんなに土地担保、よかったのでしょうか? -
家政婦としてイケメン四兄弟の家に住むとか、主人公の性格とかは好きですが、物語が動かない。
兄弟と少々親しくなって、ちょっとだけ成長して、とそれだけなので、なにかこう引っかかるものというか物語としての山が欲しかったです。 -
うーん、なんとも中途半端。続編有りきの展開なのか、こんなとこで?って終わり方。まぁ、1つの疑問は解決したけど、それだけだよね。四兄弟もクセモノとはあれど、そこまでクセモノでもないし。ませたガキ、今時の高校生、冷めた大学生に普通の社会人。私には普通にいそうな四兄弟だと思うんだけどなぁ。
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何気なく選んだ本だったけど、思ったより良かったので拾いもの。主人公である天涯孤独の家政婦・みやびが、雇われているからと言って相手に媚びない態度や口調が好ましく思えます。だからと言ってぞんざいでもないし。ボルゾイ犬や豪奢なブス猫が登場するのだけれど、今の所、これといって意味ある存在でもないので、今後の活躍を期待します。
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四兄弟ものということで、お兄ちゃんと一緒(時計野はり)や斎王寺兄弟に困らされるのも悪くない(晴海ひつじ)などを思い浮かべながら買いました。
小説なのでテーマがもう少し重く、また関連するジャンルについての説明も多く、お仕事もののような読み応えと、四兄弟ものの読み応えが同居した面白い作品でした。
これからがもっと面白くなるところだと思うのでつづきはよ。はよ。