相棒は小学生 図書館の少女は新米刑事と謎を解く (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086801928

作品紹介・あらすじ

大ざっぱな性格のせいで失敗ばかりの新米刑事・克平。殺人事件の事件聴取でミスを犯し捜査から外され、資料探しを言いつけられる。その時、偶然見つけた私設図書館で不思議な少女と出会い……?

感想・レビュー・書評

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  • 捜査一課の克平と私設図書館に引きこもりの小学生・結愛ちゃんが殺人事件の謎を解いていく。

    大雑把で明るい新米刑事が、周りから困った子、手のかかる子と言われて誰からも期待されてない結愛ちゃんに『手伝ってもらえると助かる』「結愛がいてよかった』と自然に言って特別子ども扱いしないところに好感がもてる。
    図書館に閉じこもって新聞と本しか読まなかった結愛だが、だからこそ新聞でみた記憶を活かして事件解決に繋がることになり、克平と会えたことで強くなりたい、優しい気持ちを返すことのできる人間になりたいと思えるほど成長できたことに嬉しくなった。

  • 事件は無理やり絡めた感は否めないかな。
    あと図書館好きからしたらカレーは許せない笑

  • 一冊でふたつの謎が解決する。
    引っ張るかと思いきや、なかなか無くお得だった。

  • 克平と出会った結愛ちゃんが徐々に心を開いて外の世界へ踏み出そうとする、とても心温まる話でした。
    トラウマがあって外に出ず図書館に閉じこもっていた結愛ちゃんが、
    「痛みを感じた時、すぐに力を失い、閉じこもってしまうのではなく、克平のように、それでも人の中にとどまり、優しい気持ちを返すことのできる人間になりたい」
    と、話の後半に言っていたのが心に残りました。きっと強くて優しい子になるだろうな、、。

    私は悲しいことがあったり傷ついたり、焦って余裕がない時、自分のことばかりになってしまいます。それでは駄目だと思った。私も強く、優しくなりたい。
    痛みを感じても、痛みの原因やまわりの人から逃げて殻に閉じこまらずに、態度や行動に出さずに強く生きて、いつも優しくいたい。きっと毎日みんながみんな、ハッピーで元気なわけじゃなくて、色々な大きさの穴が心に空くんだと思う、私だけじゃない。
    助けを必要としている人がいる時気付いてあげたい。

    好きな人たちといっぱい話して笑っている時間が幸せ。だからといって、話したことない人苦手な人を線引いて話さず嫌いになったり、私のいいタイミングばかりわがままに話すのは良くないと思った。
    色んなたくさんの人がいるけど逃げ出さずに怖がらずに、色んな人と出会って、色んな話をして、みんなと仲良くなれたらいいな。

  • 刑事さんということで事件は殺人事件だったりするけど、基本八歳の結愛ちゃんの成長物。傷つきやすい結愛ちゃんが大雑把で優しい克平に心開いて懐いていく様子が可愛い。

  • これが尊いってやつですか?結愛ちゃんピュアすぎてかわいい。でも確かに生きづらいだろうなぁ。克平、大事にしてやっておくれ

  • 図書館のお姫様(ベテラン刑事さん談)結愛ちゃんが可愛い、ひたすら可愛い。
    たまたま本屋の新刊コーナーで見つけて、即買い、その日のうちに読了。
    結愛ちゃんを見守りながら萌えまくる。
    八重子おばあちゃんと一緒になって見守りながら、克平しっかり!ってなる。
    ダメなとこ補い合う関係性いいなぁ。

    久々に読後ほわっとする推理ものを読んだ。
    良い出逢いだった。

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