長崎・眼鏡橋の骨董店 店主は古き物たちの声を聞く (集英社オレンジ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802024

作品紹介・あらすじ

パワハラで仕事を辞め、長崎へ戻った結真は、亡き叔母のマリア観音をそばに置きだしてから悪夢を見るように。心配した母から「古か物にまつわる問題ば解決してくれる」骨董屋を無理やり紹介され…?

感想・レビュー・書評

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  •  異国情緒あふれる長崎の骨董カフェを舞台に展開する、ライトミステリ短編集。
     東京での挫折に傷心したヒロインと、古き物が語る声を聴き取るという店主が、曰くつきの骨董品に纏わる、ささやかな謎を解き明かしてゆく。
     持ち主の慕情や悔悟、逡巡や鬱屈など、屈折した想いが交錯し、過去と現在が重複する。
     登場人物たちの悩みや苦しみは投影されるが、作風は深刻過ぎず、いわゆる〈日常の謎〉系小説で、手軽に読める雰囲気である。
     作中の長崎弁での会話もテンポ良く、ほのぼのとした味付けになっている。
     店主の家族関係や、ヒロインとの関係性など、幾つかの伏線が張られており、続刊への興味を引かせる。

  • 全体的には好きでした。ただ、最後のお話のやりとりがどうも納得いかず…モヤった。兄を事故で亡くした、という打ち明け話をされて「はぁ…」はなくない?それで「あなたのせいじゃない」とか言われてもなぁ。あのへん一通りモヤっとした

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