- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086802840
作品紹介・あらすじ
「いただきます」を君と一緒に。
優しすぎる男と壊れかかった女たち。
心と身体に愛の滋養、じんと沁みる、金沢ごはん物語…!
金沢にある家具工房「ときわ」の職人・楡崎の作るテーブルに一目惚れをし、飛び込みで弟子入りをし、修行に励んでいた倉木相馬。
良い家具を作るには人生経験を積み、人間について深く理解していなくてはならないと考える師匠に、家具職人以外の仕事を体験するよう言われ、女友達こうめの営む「茶房こうめ」で働くことに。
母子家庭で育ち、もともと料理が得意だった相馬は、こうめと料理人見習いの純平とともに厨房に立ち、お客さんの笑顔を引き出すことに喜びを見出し始める。
そんなある日、部屋に帰ると、研究室帰りの恋人・沙希が相馬の帰りを待って倒れていた。
お腹すいて死にそうなの、という彼女に、相馬はとり野菜鍋を作って…。
感想・レビュー・書評
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Amazonの紹介より
「いただきます」を君と一緒に。
優しすぎる男と壊れかかった女たち。
心と身体に愛の滋養、じんと沁みる、金沢ごはん物語…!
金沢にある家具工房「ときわ」の職人・楡崎の作るテーブルに一目惚れをし、飛び込みで弟子入りをし、修行に励んでいた倉木相馬。
良い家具を作るには人生経験を積み、人間について深く理解していなくてはならないと考える師匠に、家具職人以外の仕事を体験するよう言われ、女友達こうめの営む「茶房こうめ」で働くことに。母子家庭で育ち、もともと料理が得意だった相馬は、こうめと料理人見習いの純平とともに厨房に立ち、お客さんの笑顔を引き出すことに喜びを見出し始める。
そんなある日、部屋に帰ると、研究室帰りの恋人・沙希が相馬の帰りを待って倒れていた。お腹すいて死にそうなの、という彼女に、相馬はとり野菜鍋を作って…。
舞台は金沢。茶房で働く3人を軸に、仕事に恋に生い立ちにと、めげずに頑張っている姿にみんな頑張ってほしいと思いました。
恋愛小説では、お馴染みの四角関係や焦ったさなどがあって、思わずツッコミをしたくなる場面が多くあって、羨ましいと思うばかりでした。
ただ、それぞれの苦悩といったあまり明るくない出来事ばかりだったので、その分随所に登場する食べ物が美味しそうで癒やされました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「エプロン男子」と著者が同じで、壊れそうな女性に対して料理を作るところは似ているものの、この小説は主人公の心の成長と、主人公の廻りにいる金沢の人達との関わりが書かれていています。舞台が金沢と言うところが東京と違い、何か優しい雰囲気を醸し出しているような気がします。
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優しすぎる男と壊れかかった女たち。心と身体に愛の滋養、じんと沁みる金沢ごはん物語…!(e-honより)
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男性主人公なせいか淡々としていて熱量が低い。
家具作りとか料理とか癖のある恋人とか、要素が多すぎて散漫になってるようにも感じます。話は面白いんですが、ちょっと残念。 -
「普通の幸せ」って、結構難しいものなのだな。と読んでいて思った。家具職人を目指す相馬と、周りの女性たち。相馬の優しさや料理で癒される女性たちを見ると、ちょっとほっとする。傷つくばかりじゃないのだと分かるから。
でもあまり感情を表に出さない相馬も、心配になる。傷つきながらも、周りの人を心配できる優しい人たちに囲まれているから、支え合えるといいな。と思った。