京都岡崎、月白さんとこ 青い約束と金の太陽 (集英社オレンジ文庫)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086804707

作品紹介・あらすじ

ますます好きになって、ますます家族になる…!
京都岡崎。
陽光に青紅葉が美しく映える初夏のある日、茜は学校の課題のため、青藍の仕事部屋の縁側から見える月白邸の庭を写生していた。青藍とすみれと陽時、大好きな人たちに囲まれて大切な場所の絵を描く時間の幸福に茜が満たされているその傍らで、陽時が青藍の古いスケッチブックを見つけ出す。そのなかにあった、1枚の不思議な絵について問われると「なんでもない」と言って青藍はスケッチブックを閉じて。
高校時代の青藍の姿が明らかになる『約束の青紅葉』ほか、蛍飛び交う思い出の景色を天才ピアニスト少女が探し求める『蛍の音』、青藍と陽時に決断の時が迫る『おひさんの色』の3作品を収録。じんわり優しい京都の家族物語、初夏の章…!

感想・レビュー・書評

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  • 茜ちゃんがちょっと前向きになって来て嬉しい。陽時の決断に拍手!

  • どうしても気を使い気後れしてギクシャクしがちな関係なんだけど、お互いを大好きな気持ちが凄く伝わってきて、誰も欠けてはいけない大切な家族なんだなというのが分かる。皆が想いあってるから優しく暖かい気持ちになれる。すみれちゃんの存在が素晴らしい。

  • 今回は青藍と陽時が乗り越えるお話。

  • 家族として歩み寄ってきた、青藍達。そんな中、青藍が東院流の絵を描くのを見てしまった陽時は、自分の存在が必要ないと思い実家へ戻る決意をして…

    誰が欠けてもダメなんだと改めて実感しました。大人だから尚更意地の張り合いがあるんでしょうけど、それを取り持つ茜とすみれの存在が良い緩衝材となって、良いバランスを保ててる気がします。

    読了後、じんわり温かくなるストーリーに癒されました。

  • 青藍と陽時の話がメインかな。

    毎回想像しかできないけど、青藍の朝日の絵が見てみたいなぁ…
    どれだけきれいなんだろう…!

  • レール通りに進むのが全然苦痛じゃない人もいる。だけど、その人も、その生き方を選びたかったわけじゃないかもしれない。最後のセリフ、そうだなって思いました。

  • 茜ちゃんが一歩踏み出す話もあったが、メインは青藍と陽時コンビの掘り下げだったかなと。
    青藍の青春時代に二人の喧嘩。
    特に後者はどうなるかと思っていたら、雨降って地固まる。
    寧ろ陽時にとっては自分の居場所を再確認できたいい機会だったのかも。

    こういうときのすみれちゃんは無敵。
    子は鎹ではないが、四人を家族にしてくれるのは、すみれちゃんの存在が本当に大きい。
    茜ちゃんも今の場所を大切と胸を張って言えるようになったし、前述通り陽時は居場所を決められた。
    青藍も東院流と自分なりに今回対峙できて、一つ区切りができたのでは。
    少しずつだけど確実に四人が「家族」になるため、一歩高みに踏み出したなと感じた4巻だった。

  • よかったね

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