あやかし華族の妖狐令嬢、陰陽師と政略結婚する 2 (集英社オレンジ文庫)

著者 : 江本マシメサ 桜花舞

• 集英社 (2022年10月20日発売)

作品紹介・あらすじ

妖狐と天狐というお互いの隠していた正体を知り、秘密がなくなり穏やかな生活を送っていた瀬名と伊月。鬼門から現れるあやかしたちを料理でもてなし帰ってもらうという、祁答院家の陰陽師としての家業も順調だ。しかしその平穏を破る者が現れた。瀬名が嫁ぐ前に、駆け落ちして祁答院家を出て行った伊月の姉・皐が夫の清という男を伴って戻ってきたのだ。しかも、清は陰陽師の血筋だという。伊月の苦労を知ろうともせず、夫とともに「家族で鬼門を守ろう」と言い出す身勝手な姉に、伊月は激怒。瀬名はなんとか仲を取り持とうとするが、一筋縄で和解できるものでもなく……?
そして帝都では、毎晩のように住人があやかしに襲撃される事件も発生していて……?

感想・レビュー・書評

[青格子さんの感想 · 2023年5月20日]

　思いが通じ合って、その後の展開。今巻は、伊月の姉が帰って来て、その夫が騒動を起こす。
　姉の夫に対するセリフが秀逸だ。
　「伊月は今、世界一幸せになっているんです。そんな弟の人生を奪わないで‼︎」
　喧嘩をしつつも、弟を想う姉。こういう人だから、騙されたんだろうな。

　次巻、シリーズ完結。買ってあるので、このまま勢いで読んでしまおう。

[海さんの感想 · 2024年1月3日]

二人がもうラブラブなので何が来ても怖くない。事件も結構間が抜けてる感じなので、全体的にふわふわ甘々で気軽に読める。

[ゆふぃさんの感想 · 2023年6月12日]

らぶらぶ平和な夫婦。旦那はロクデナシだったけど、妹ちゃんはイイコでよかった。

[朔太郎さんの感想 · 2023年1月13日]

見事、ダメ男に引っ掛かる姉が巻き起こす事件
なんだかんだ姉に弱いんだろうな
家族も増えて読み応えも良き

[ユナさんの感想 · 2022年12月8日]

姉夫婦の厄介事
しかも夫に思いは無かった様だ
しかも朝子の奔放振りに虎之助からのまさかの嫁交換提案!
するはずがない!
なんてったって嫁ラブだからね!
事件解決良かった!豆狸も名前貰え､側に居れて良かった一安心だね

著者プロフィール

長崎県出身。2012年9月から執筆を開始し、WEBにて発表。2015年8月「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」（宝島社）でデビューに至る。

「2019年 『薬草園で喫茶店を開きます！』 で使われていた紹介文から引用しています。」