言霊使いはガールズトークがしたい (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
3.75
  • (0)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086804752

作品紹介・あらすじ

現代日本において人知れず暗躍する『言霊使い』――言葉で人の心を操る異能を持つ一族・宇内家。
その末裔である宇内一葉は、幼い頃より俗世から隔てて育てられ、彼氏はおろか友達もいたことのない人生を送ってきた。
真正の箱入り娘である彼女の、『青春』『友達』『ガールズトーク』といった外の世界への興味と憧れは尽きない。
そして、言霊の力を不用意に行使しないこと、一族の男子をお目付け役として傍に置くこと、卒業後は家業を継ぐこと……幾重もの約束と引き換えに、ついに憧れの高校入学を許可された一葉。
『目立たない、平均平凡、でも楽しむ』をモットーに掲げ、ふつうの青春を謳歌するべく張り切るけれど、初めて尽くしの高校生活は前途多難で……!?
なかなかうまく友達ができなくても、言霊で相手の心を操るのは禁止。
どうなる、一葉の期限付き高校生活!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 言葉で人の心を操る「言霊使い」の一族・宇内家。その末裔である宇内一葉は、俗世から隔離された箱入り娘だったが、18歳で家業を継ぐという約束と引き換えに、初めて学生生活を許可される。
    高校に入学した一葉は、「普通の青春」を謳歌すべく張り切るが……。


    人の心を言葉で操る事が出来る箱入り娘・宇内一葉の、初めての学校生活を描く青春小説です。
    初めての学校、初めての部活、初めての友達、初めてのガールズトーク。何もかも初めて尽くしの一葉の手探り学校生活がなんとも可愛い。今まで友達や先輩といった人間がいっさいいなかった一葉の、周囲とのちょっとずれた会話や部活への打ち込みもいかにも青春! という感じで楽しいです。

    でも、それも高校卒業までの「期限付き」と考えると寂しさも。今は初めてのこと、楽しい事ばかりでも、期限が近付くにつれどうなっていくのか。人間関係なども含め続きが気になります。

  • 「威風堂々惡女」シリーズの白洲梓が2022年に発表した長編小説。言葉で人の心を操る力を持つ「言霊使い」である宇内一葉は、俗世から隔離された箱入り娘だったが、十八歳で家業を継ぐという約束と引き換えに高校入学を許可されます。ふつうの青春を謳歌するべく張り切るけれど…というお話です。一葉と周囲の人たちのかみ合っているようなかみ合っていないような微妙にずれてる会話が面白いです。数少ない能力を行使する場面ではガラッと雰囲気が変わり、ちょっと重めな部分も。次巻は夏休み&合宿編ですね。

  • 現代日本において人知れず暗躍する『言霊使い』―言葉で人の心を操る力を持つ一族・宇内家の末裔、宇内一葉。俗世から隔離された箱入り娘だったが、十八歳で家業を継ぐという約束と引き換えに高校入学を許可される。初めてづくしの高校生活は前途多難で…?(e-honより)

  • 自分が願ったことが現実になってしまうって
    怖いことなのかもしれない。
    言葉をよりきをつけてつかわないといけないし、
    おもしろかった。
    まだまだいろいろ謎もあるのでシリーずになるのを期待してます.

全5件中 1 - 5件を表示

白洲梓の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×