- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087020137
感想・レビュー・書評
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ホラーとファンタジーが融合したような、それでいて現実味のある独特の世界観の4つの物語。
「BLUE」はぬいぐるみの世界のはずなのに、一番人間らしさを感じる。人間の心の影の部分が色濃く描かれる一方で、ブルーの真っ直ぐで健気で優しい心が描かれており、そこに哀しみだけでなく深い愛情を感じた。最後の一文に思わず、ブルー!って叫んでしまった(近所迷惑にならないよう心の中で)。完全に作品の世界観に引き込まれた。
「石ノ目」「はじめ」「平面いぬ。」も含めすべてに共通する " 別れ " の描き方がいい。心情を直接的に描かないから余計に伝わることもあるのかぁ。おびさんの感想を読み納得。
また、乙一さんらしさが溢れるあとがき。編集者に読んでもらったら変態だと言われたって…笑。
土瓶さんが涙活で挙げてくれた「BLUE」。ホラー苦手意識がある自分からは手に取ることはなかったであろう作品。読めてよかった!感謝です。 -
乙一の魅力って簡単には言い表せないな。
ちょっとグロかったり、キモかったり、フェチっぷりというか偏愛ぶりが苦手という人は多いけれど。
読み終えたあとに切なくなってしまうんだよなあ。
文章もヘタウマ?なところが逆にリアルだ。等身大の主人公の気持ちがびしびし伝わってくる。
純粋なホラー「石ノ目」の妖しい世界観にも惑わされっぱなしだし、「はじめ」もホラーかと思いきや、最後は感傷的にさせられるし、「BLUE」もハートウオーミングで秋のそよ風のようだし、「平面いぬ。」も家族愛なんて描かれちゃって、おいちょっと待てよ、泣いちゃうよって感じだ。
収録されている4編は結局どれも、よくわからないまま感動しちゃっているのです。 -
「BLUE」が切ないなぁ。<br>
でも自分は一番「はじめ」が好きです。「石ノ目」はもどかしく、「平面いぬ」は何だか不思議でした。 -
4作品が収録された短編集。
「石ノ目」と「平面いぬ」が好き。
ホラー感は無かった。 -
短篇集のホラーなんだけど、新しい感じ。オカルトなんだけど、最後は感動するようなストーリーでした。
オチなんかはすぐ解るんだけど、やたら難しくなくて良いかも。
他の作品はわかりませんが、ホラーが苦手という方でも大丈夫だと思います。 -
【358】
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120606
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爽やかファンタジィ短編4篇。
「石ノ目」ややホラー風味。
「はじめ」青春汁出まくり。
「ブルー」ちょっと流し読み。
「平面いぬ」読んだことがある気がするが,これが一番好き。 -
直前に読んだ『平面いぬ。』と全く一緒やった…自分のアホさにビビった。
挿し絵と乙一さんのあとがきで少し救われた。
おぉ!わずか4ページならガチなホラーでも大丈夫かも!あぁ、でも白乙一さんも読みたいし、乙一風エッセイも気になるし、「メアリー・...
おぉ!わずか4ページならガチなホラーでも大丈夫かも!あぁ、でも白乙一さんも読みたいし、乙一風エッセイも気になるし、「メアリー・スーを殺して」は、なんかもう乙一さんが自由にやりたい放題な感じが最高ですね!
作る人が楽しんで出来上がった作品って好きだなぁ。
お歳暮はどの名前の乙一さんからくるかしら(笑)
メアリー•スーは、小耳にはさんだことがあります。未読です。
読みまーす。
涙活何処へ行く?
メアリー•スーは、小耳にはさんだことがあります。未読です。
読みまーす。
涙活何処へ行く?
みんな次は何処へ行くのかな~?
みんな次は何処へ行くのかな~?