- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087034578
感想・レビュー・書評
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岸辺露伴とゆう強烈なキャラがいなければ物語はできなかったろうなあ。。。前巻に引き続き不思議な出来事が彼を襲う。ささっと読めたけど、実はこの作品を買ったのは昨年。それまでずーっとほっぽってました(..;)反省。。。漫画を知らない母に貸したら次の日に二巻とも読破して返ってきました。「面白いねー」と言ってたので本家、漫画版を貸したら、「絵があんまり好きくない。ごちゃごちゃしてて。。。」どうも母には合わなかったみたいです。他のJOJOシリーズも好きじゃないみたいです。。。あんなに面白いのに~!
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ジョジョシリーズの岸辺露伴スピンオフ短編小説集第二弾。
あいかわらず露伴が自ら飛び込み、あるいは巻き込まれる形で怪異を体験する。他の人の感想でもあったが、作家によって露伴のキャラが微妙に変わるのもまた面白い。
「幸福の箱」
美術商は魅力的な箱と露伴を残し、部屋を出る。つい触れたとたんに箱は崩れ落ち……独身の露伴が結婚について少しだけ考える(笑)。美術商夫婦の奇妙な愛。
「夕柳台」
その住宅街はなぜ静かなのか。それは静かな世界を求めた老人たちの願望が異様な形で具現化したもの。展開はかなりマンガだけど(笑)、実際問題、若い世代との対立は常にある。
「シンメトリー・ルーム」
シンメトリーにとり憑かれた建築家と露伴の対決。この作品集では一番スリリングで面白かった。久々に命の危機的場面も。
「楽園の落穂」
究極の小麦を取材するため僻地を訪れた露伴と編集者親子。またもドタバタ展開なのだけど、小麦の正体がよくできている。こういうのありそうで怖い。
「~」や「!」などの記号の多用、カタカナ擬音、会話文などは前作同様マンガ的(ラノベだから)で、それに耐えられるかで向き不向きあると思う。
とはいえ、どの短編も想像力に富んでいる。たとえば「世にも奇妙な物語」などが好きな人にはオススメ。