- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087204896
感想・レビュー・書評
-
1
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらずの広瀬節。
盗人とか、国民の税金を掠め取るとか、その頻発に多少辟易しないでもないが、罵りの言葉が出てくる箇所は「アンダーライン+太字」と読み替えればいい。
グラス・スティーガル法の骨抜きがどのような意味を持っていたのか、その当時の僕はよく分かっていなかったが、この本の解説で仰天してしまった。
ただの陰謀史観と嗤う向きは、底が浅い。合衆国政府の大臣やFRB議長が巨大銀行、ヘッジファンド、石油会社や穀物会社といったカネの環の中を順繰りに巡っているという事実が、実名入りで示されている。
野村證券の社長や村上ファンドの主催者が総理大臣や財務大臣になるようなものなのである。 -
原発本と同様に文章が下品なのでどこまで信じて良いのか解らないが、恐らくそうだろうなと言う事が書かれている。ちなみに著者が1988に原発の危険性を異常に肥大化したタンポポの写真と共にセンセーショナルに告発したDAYSの記事が自分の反原発の原点だ。2011年3月その記事で予言された通りの事態が福島で起こった。単なる陰謀論者で片付けるには惜しい人だ。
ここまで来ると革命でも起こらない限り「首謀者たち」を腐敗金融シンジケートから排除できない気がする。いま吹き荒れているトランプ旋風がマイルドな革命のようなものだろうが、首謀者たちの親玉のような彼に経済閣僚からマフィアを排除出来るかどうか。ウォール街への課税強化を打ち出すトランプの選ぶ財務長官や通商代表の発表が楽しみだ。(クリントンだと何の楽しみ=期待もないけど)
最後の方にアメリカの手先たる日本の小物たちの事例が紹介されているが、こんな奴等すら排除することは現実的でないと思われる。 -
p.47
原油価格の本格的な天井知らずの上昇が始まったのは2007年後半からです。誰もが知っているように、これはサブプライム・ローンでニューヨークの株価が暴落し始めたため、株式市場から投機マネーが逃げ出し、原油先物市場に流れこんだからです。 -
平常運転の広瀬隆氏がリーマン・ショックで打撃を受けた直後の大嫌いなアメリカ経済に対するヘイトを爆発させた本。
同氏著の『アメリカの経済支配者たち』という本と併せて読むと面白い。 -
これを陰謀論ととるかは、各個人。しかし、一度読むことを勧める。
-
2014
-
著者は良く調査をしていると思うが少しアメリカ批判に偏り過ぎと感じた。
行き過ぎた資本主義の強欲さを批判するのは分かる。
アル・ゴアがリーマン・ブラザーズの一族だったと言うのは知らなかった。 -
090731
-
陰謀史観おつ