<ヴィジュアル版> 完全版 広重の富士 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 43
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087205749

感想・レビュー・書評

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  • 日本文化を記した絵。
    浮世絵の富士、北斎と広重、どのような違いがあるのか。
    北斎が売れた理由。広重が描くことになった理由。

  • 相変わらず、集英社ヴィジュアル新書はテーマの選び方が上手い。
    本書は、「北斎の富士」ではなく、「広重の富士」だ。歌川広重は、「富士三十六景」など、富士山を描いた作品を多く残している。葛飾北斎の「富嶽三十六景」に比べて知名度がない。だからこそ、こうしてカラーで見やすく「広重の富士」を紹介してくれることは、初心者にも理解がすすむというものだ。
    北斎が「剛」なら、広重は「柔」と著者が言う。浮世絵を見ても、それがわかる。北斎の冷たい、キリッとしたタッチに比べて、広重が書く富士は、どこか優しい。本書では、この二人の比較もしてくれているから、余計にわかりやすい。良書だと思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「広重は「柔」と著者が言う。」
      ナルホド!此れは買わなきゃ。。。
      「広重は「柔」と著者が言う。」
      ナルホド!此れは買わなきゃ。。。
      2013/08/22
  • 新書文庫

  • [ 内容 ]
    浮世絵で「富士山」といえば北斎をイメージする人が多い。
    だが、もう一人の巨匠・広重も晩年、富士山を題材に『富士三十六景』『不二三十六景』の二組のシリーズと絵本『富士見百図』を制作している。
    その作風は北斎の鋭さとは異なる、たおやかで微笑むような優しい富士。
    本書ではその図版全点を初めて完全収録。
    さらに広重『名所江戸百景』『東海道五拾三次』に描かれた富士、『富嶽三十六景』をはじめとした北斎の富士などの図版も交え、江戸の習俗を紹介しながら広重の富士の魅力を余すところなく伝える。

    [ 目次 ]
    はじめに 広重『富士三十六景』の出版
    第1章 江戸の富士山
    第2章 名所から見た富士
    第3章 四季折々の富士
    第4章 時代を映す鏡
    第5章 水のある風景
    第6章 二人の富士
    付録

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 2013/01/25 県立図書館。

  • 江戸末期の二人の天才、北斎と広重。広重が晩年に残した『富士三十六景』と『不二三十六景』を名作『富嶽三十六景』と比べながら詳説。富士を何度も描きながら晩年まで富士をテーマの作品を出版できなかったのはなぜか。富士を望む名所を旅してる気分で楽しい

  • 広重の描いた富士山が100枚近く収録されているらしい。
    それだけでもありがたいかな。

  • ほしいけど高い。
    でも絵を見たいだけなので、買わなくてもネットで探せばいくらでも見られるか。。

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