わるいやつら (集英社新書)

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  • 集英社 (2013年9月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784087207064

作品紹介・あらすじ

拡大する新型詐欺の被害、債務者を食い物にする悪質弁護士、跋扈する貧困ビジネス…。現代の「わるいやつら」の手口と実態を、ヤミ金、貧困問題などの最前線で社会悪と戦ってきた著者がリアルに解説。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

現代社会に潜む「わるいやつら」の実態を描いた作品は、詐欺や悪質なビジネスがどのように人々を苦しめているかをリアルに解説しています。著者は、サラ金やヤミ金、貧困ビジネスなどの問題を通じて、これらの悪がど...

感想・レビュー・書評

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  • みなさまいろいろと悪知恵が働くなあ。なんとなく勧善懲悪の物語を読んでいる感じで、すかっとする。

  • サラ金・ヤミ金問題などはある程度知っていたことなので特に目新しい内容はなかったが、これらを含め問題の根源は憲法や法律の枠内を行使出来ない人たちが世の中にたくさんいるということ。欧米に比べて生活保護費の申請や労組の作り方など社会的権利を行使することへの意識が日本全体として非常に低いこと、これは原発の問題も含め日本が抱える問題に共通する部分だろう。

  • こういうの読むたびに日本の政治に失望。具体的な政策と行動力のある人に政治家になってほしい。

  • [ 内容 ]
    闘う弁護士・宇都宮健児。
    彼は一九七〇年代から、サラ金・ヤミ金・貧困問題の最前線で社会悪と対峙してきた。
    そして、脅しや嫌がらせに屈することなく、これまでに六万社を超える悪質業者を告発している。
    その闘いは今も継続中だ。
    本書では、振り込め詐欺等の新型詐欺、債務整理を名目に返済金を横領する悪質弁護士、いわゆる貧困ビジネスなど、弱者をターゲットにした現代の「わるいやつら」の手口や実態を、第一人者が具体的に解説。
    加えて、その背景にある政治の無策を鋭く告発する“騙されない”ための、必携の一冊!

    [ 目次 ]
    序章 私は、なぜ「わるいやつら」と闘うのか
    第1章 サラ金からヤミ金まで
    第2章 新型詐欺のバリエーション
    第3章 整理屋と提携弁護士
    第4章 跋扈する貧困ビジネス
    第5章 「わるいやつら」を生み出す「わるい政治」

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 繰り返しの下りが多いが、内容は非常に興味深かった。

    最後はやはり政治。。

  • 詐欺と戦い続ける著者の戦記。いわゆる黒い企業や人と、果敢に戦ってきた戦績は、素晴らしいものだと思う。実際に都知事選にまで出馬して、徹底的にわるいやつらを排除しようとした姿勢にも好感が持てる。都知事選で戦った相手がああだったとは、何とも皮肉な話だけど。

  • 宇都宮健児氏が弁護士を志した理由、サラ金問題に取り組んだ理由。決して強烈な使命感からだったものではない。なかなかに意外である。しかしその後は貧困に対する問題に取り組み、法制度の改善などに成果を上げてきたことが描かれる。が。いつしか「わるいやつら」は、ヤミ金・暴力団といった連中から、弁護士、政治家にシフトしていくではないか。あるいは複雑な(というか、わかりにくくした)関係による犯罪集団に。
    わるいやつらとは交渉するな、告訴・告発だ、とはいうものの、前日読んだ裁判所の本がまた憂鬱でもある。政治家になろうと思っても供託金が必要だったりと、憲法に反しているのではないか、と。一方世の中には、政治家に資格試験をもうけろ、というタカ派の作家もいたりする。供託金は売名制度への抵抗策だとはいうけれど、実は左翼の出馬抑制のためだった、とか。わるいやつらをなんとかしようと思ったら、ここにも手を付けないとね。すると告訴・告発か。ループする。著者は理念はあとでいいから具体的にという。むう。

  • 都民だったら宇都宮さんに投票するなあ~。供託金に関しては目から鱗。

  • 悪質事業者の歴史、問題点
    格差是正の提言など

  • サラ金からヤミ金まで
    新型詐欺のバリエーション
    整理屋と提携弁護士
    跋扈する貧困ビジネス
    。。。と、闘う弁護士が、実態・手口を暴く!

    ということで、著者のそもそもの生い立ちから始まって、豊田商事事件など実際に関わった実例に基づく非常にわかりやすいお話でした。

    ただ、(以下本文より)
    消費者金融問題や悪徳商法に関するシンポジウムや講演会に招かれてお話をすることがありますが、こうした講演会やシンポジウムを聞きにくる人は、もともと意識が高い人たちですから、あまり被害に遭いません。そういうところに来ない、または来られない人たちをケアしなければならないのです。

    ってことで、結論は、警察はもっとしっつかりせにゃならん、ということと政治を変えるしかないってことのようです。

    これまで、著者についてどこかで名前を聞いたことがあるという程度の認識しかありませんでしたが、読後改めて調べてみると、ずいぶんな経歴で尊敬したくなるほどの、まさに闘う弁護士さんでした。そういえば、東京都知事選にも出てたなぁ・・・って残念でした。

    (2013/12/15)

  • 弁護士を志した経緯と,弁護士としての貧困ビジネスとの対決。あふれる正義感には少し辟易するが,詐欺手法の変遷を眺めるには良い。サラ金や悪徳商法から,振り込め詐欺などの特殊詐欺,生活保護の搾取や水際作戦まで。
    世の中にはわるいやつと弱者がいて,わるいやつは悪い政治が生み出すのだ,けしからん!と張り切るばかりではあまり大きく改善しないんじゃないかと思うけど。

  • 登録番号10556  分類番号368 ウ

  • 著者の宇都宮健児氏を初めてお見かけしたのは、NHKのドキュメンタリー番組だった。
    当時高校生だった私は、悪人たちと戦う宇都宮氏に大変感動し、弁護士を目指そうかと、熱を持ったこともあった。

    最近新聞広告で、氏の新刊が出ていることを知って、急いで書店に行った次第です。

    本書には、氏が弁護士を志した理由から、今まで戦って来た戦歴がツラツラと書かれていて、高校生時代に持ったあの熱が蘇って来たようでした。

    本書の中で、印象深かったのは、悪質商法についての見解。
    わかりやすいところだと、オレオレ詐欺の類だろうか。

    「『悪質商法にころっと騙されるなんて、欲をかくからだ』という世間的な見方がありますが、そうではありません。悪質商法の被害者の多くは、ある程度の資産を持っているお年寄りで、その資産を狙われるのですが、それは余剰の資産ではなく、多くは老後の資金など最後の蓄えです。それをむしり取られたために生活保護を受けなければならなくなったり、自殺に追い込まれた被害者もいます。」(p.31)

    私自身も、詐欺に引っかかる人は、欲の皮の突っ張った人だとばかり思い込んでいましたが、違うのですね。

    ある日突然、詐欺に遭い、明日の希望が持てなくなる。
    そんな理不尽なことがあっていいのでしょうか。

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著者プロフィール

1946年生まれ。東京大学法学部中退、弁護士、一般社団法人反貧困ネットワーク理事長、公正な税制を求める市民連絡会共同代表。
主な著書として、『消費者金融 実態と救済』(2002年、岩波新書)、『弁護士、闘う 宇都宮健児の事件帖』(2009年、岩波書店)、『弁護士冥利――だから私は闘い続ける』(2009年、東海教育研究所)、『天皇制ってなんだろう? あなたと考えたい民主主義からみた天皇制』(2018年、平凡社)、『韓国市民運動に学ぶ――政権を交代させた強力な市民運動』(2020年、花伝社)、『黒風白雨――私はこのように生きてきた』(2025年、花伝社)など。

「2025年 『なぜ資産に課税しないのか 富裕税入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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