ゴッホのひまわり 全点謎解きの旅 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 101
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087207309

作品紹介・あらすじ

名画中の名画、「ひまわり」11点には多くの謎が存在する! 東京の「ひまわり」贋作騒動の真相は? 日本に存在した幻の「ひまわり」とは? なぜ自作を複製したのか? 「ひまわり」の謎と魅力に迫る!

感想・レビュー・書評

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  • ゴッホのひまわりだけに焦点を当てた作品。
    それぞれ世界各地に点在しているので、それらを巡る旅行記かと思いきや、各ひまわりについてのエピソード集といった趣き。
    けれどそれが面白く、日本にひまわりがあることを初めて知ったし、個人所有していた日本人がいたことには驚いた。
    そのひまわりが空襲で焼失してしまったことは残念だけど損保ジャパン東郷青児美術館には残っているのでぜひ見に行きたい。
    絵画を巡る旅をする人は多いけど自分も興味が出てきた。

  • ミニコメント
    世界でも有名なゴッホの「ひまわり」11作品には、それぞれ多くの謎があって…。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/565313

  • ゴッホのあの強烈な色と誇張された形。ゴッホの「ひまわり」は11枚あった。テーブルの上に置かれたひまわりを描いた4枚と、花瓶に入ったひまわり7枚である。ゴッホは花の静物画としてテーブルの上のひまわりを描いた。枯れてしまったひまわりであるにもかかわらず衰えや退廃といった印象がなく、生き生きしたエネルギーを感じる。ゴッホの「ひまわり」が人気があるのは絵が発散するこの強い生命力にある。黄色い背景の上に明るい色を使う効果も作用しているのかも知れない。

  • [ 内容 ]
    世界の名画の中で最も多くの人に愛され、親しまれているゴッホの「ひまわり」。
    しかし“ひまわり”十一作品にはそれぞれ多くの謎が存在する!
    『フェルメール全点踏破の旅』の著者が、最新の科学的・歴史的知見に基づきながら、ひまわり全点の謎を解く。
    世界の美術界のゴッホ新ブームをさらに過熱させるであろう貴重な一冊!

    [ 目次 ]
    プロローグ 十一枚の“ひまわり”
    第1章 ベルンへ
    第2章 “結実期のひまわり”オランダとニューヨーク
    第3章 アルルへ
    第4章 姿を消した“ひまわり”
    第5章 白樺派と芦屋の“ひまわり”
    第6章 ミュンヘンとロンドンの“ひまわり”
    第7章 東京の“ひまわり”と贋作論争
    第8章 東京の“ひまわり”と絵画の科学分析
    第9章 三幅対の“ひまわり”
    エピローグ やっと巡り合った“ひまわり”

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • ゴッホのひまわり。複数あったことが初耳だったし、ゴッホが手紙好きなこともわかった。謎が全部解けてはないが、ひまわりに注目したゴッホの生き様は面白いと思った。

  • ゴッホの「ひまわり」は、花がテーブルに置かれているものが4点あって、花びんにさしてあるものが7点あってという基本的なことも知らなかったので、各々の作品について、描かれた背景から、現在の所有者にたどり着くに至るまでの経緯を丁寧に調べてまとめあげた本書は、とても興味深く、手軽に「ひまわり」のことがわかる便利な一冊でした。行方不明の「ひまわり1」も含めて、どれも一度肉眼で実物を見てみたいものですが、夢で終わってしましそうな…。飛行機で世界を飛び回れる著者をとても羨ましく感じてしまいます。

  • ゴッホのひまわりをみにいきたくなりました。

  • ひまわりがこんなにあるとは知らなかった。

    日本にあるひまわりの贋作騒動の結果はやっぱりはっきりしていないのか?

  • 謎解きとあるのだけど、いったい、なにが謎なのか焦点があいまいで退屈してしまった。美術史的な専門性はないからとお断りしてるけど、なんか、だらだらと資料を引用しているだけで、ほんとうに絵画に向き合って自分の言葉で語っているのかな、という印象を受けてしまった。

  • フェルメールの次はゴッホの「ひまわり」、、、良いなぁ~

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    「名画中の名画、「ひまわり」11点には多くの謎が存在する!東京の「ひまわり」贋作騒動の真相は?日本に存在した幻の「ひまわり」とは?なぜ自作を複製したのか?「ひまわり」の謎と魅力に迫る!」

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