男と女の理不尽な愉しみ (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
3.14
  • (4)
  • (27)
  • (50)
  • (11)
  • (5)
本棚登録 : 321
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087210095

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 腰巻の宣伝に、『時間も自分も全部あげますよ。あ、場合によっては臓器も』とあるが、何でまたここで、臓器なんて言葉を使う訳?と、違和感を持ちながら読み始める。

    想像していた通り話を実質的に進めているのは林真理子で、壇蜜はテレビのコメンテーター的に発言するって感じで進んで行く。

    雰囲気がガラリと変わったのが最終章。彼女の事をちょっと変わったグラビアモデル程度にしか知らなかったので随分と驚きました。彼女が醸し出すあの独特の雰囲気ってのは、ある意味死と向き合ったが故のものなのかもしれないですね。「臓器」という言葉も、彼女の特異な人生経験を考えると、奇をてらったものでは無いんだろうなと思われる。

    それにしても、事に及んだ後、タクシー呼ばれて返されるんじゃ、男としては何だかしっくりこないな〜…



全43件中 41 - 43件を表示

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

林真理子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×