スマホが学力を破壊する (集英社新書)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087210248

感想・レビュー・書評

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  • スマホ、LINE等の利用が学力に与える影響について考察した一冊。研究方法の限界を考慮しつつ、睡眠時間、家庭学習時間などの影響を踏まえ、慎重に調査データが解釈されています。家で十分に学習しても、偏差値を10も下げてしまうリスクがあるというのは、受験生にはショッキングな話かもしれません。学校教育でのタブレット端末活用などは大丈夫なのか。スマホの利用で無自覚にマルチ・タスキングが増え、学習効率が低下する環境に悪整備されているように感じました。

  • 東2法経図・6F開架:493.9A/Ka97s//K

  • もっと早くに出会いたかった一冊。現代社会でもっと問題視されるべき児童・生徒の「スマホ依存症」の考察と研究結果が明瞭に叙述されている。

  • パソコン、ゲーム…がどの程度子供の学力に影響するのか資料が欲しかったのもあり、たまたま見つけたこの本を読んでみることに。
    川島隆太は自分が好きすぎて、文章からもそれが滲み出てるのが鼻につくけど、エビデンスを基に論じようとしていたのは良かった。
    ただそのせいか資料が増えていて、恣意的な誘導も感じた。参考程度にしておこうと思います。

  • 少なくとも中学生にはスマホはいらない。スマホがないと友達ができにくいという統計はない。スマホを使っていると前頭葉がほとんど働かない。スマホを使うと偏差値で10違う。

  • この本の特徴として、結果を先に示すのではなく実際に調査して手に入れたデータをもとに統計的な手法を使って考えを深めていくという構成になっている。
    この「データをグラフで可視化して可能性を絞り込んでいく」というやり方がとても上手いと思った。
    そのため、ただ「スマホのやりすぎはだめ!」と結論だけと言われるより身にしみて実感するものがあった。

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著者プロフィール

東北大学加齢医学研究所所長。
1959年千葉県生まれ。東北大学医学部卒業後、同大学院医学研究科修了。医学博士。スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員、東北大学助手、同専講師を経て、同大学教授として、高次脳機能の解明研究を行う。人の脳活動のしくみを研究する「脳機能イメージング」のパイオニアであり、脳機能開発研究の国内第一人者。ニンテンドーDS用ソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」シリーズの監修者。学習療法を応用した『脳が活性化する100日間パズル』シリーズ(学研)や『楽しい!脳活パズル120日』(学研)など著書多数。

「2022年 『美しい日本の祭礼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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