完全解説 ウルトラマン不滅の10大決戦 (集英社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087211771

作品紹介・あらすじ

テレビ放映から55年、映画『シン・ウルトラマン』も公開予定など、いまだ幅広い世代に人気を誇る『ウルトラマン』。
だが、「怪獣と戦う空想特撮作品」にもかかわらず、そのバトル自体にフォーカスした本はこれまでなかった。
そこで小学生時代に本放送を見て以来の大ファン、漫画家のやくみつる氏が「10大決戦」を選出し、ライター佐々木徹氏とともに、“ウルトラマンになった男" スーツアクターの古谷敏氏に、戦いの舞台裏を聞いていく。
ゼットン、ジャミラ、ゴモラ…はもちろん、意外な怪獣も登場。
さらに、ウルトラマンが新世紀エヴァンゲリオンやブルース・リーの映画に影響を与えた話、スペシウム光線誕生に力道山が関係していた裏話、ウルトラマンがなぜあの怪獣にあの技を使ったのか、なぜあの怪獣を倒さなかったのか…など、鼎談は思いがけない展開に。
巻頭カラー口絵では、ウルトラマンと10大決戦怪獣の、懐かしのバトルシーンも掲載!

【著者略歴】
古谷敏
1943年生まれ。1966 年に『ウルトラQ』のケムール人に抜擢され、そのスタイルが評判を呼びウルトラマンのスーツアクターに。
翌年、ウルトラセブンではアマギ隊員を好演。『ウルトラマンになった男』(小学館)

やくみつる
1959年生まれ。漫画家、好角家、珍品コレクター、その他肩書多数。
『ウルトラQ』『ウルトラマン』に造詣が深く、今回もその豊富な知識量でさまざまなエピソードを披露。『雑学の威力』(小学館)他多数

佐々木徹
週刊誌等でプロレス、音楽などのライターとして活躍。格闘技、特撮ヒーローもの、アニメ、ブルース・リーなどに詳しい。
『週刊プレイボーイのプロレス』(辰巳出版)など

感想・レビュー・書評

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  • 楽しく読む
    プロレス実況風の部分は不要
    身長180cmで細身(59~60kg)、空手をやっていた古谷敏
    ウルトラQのケムール人とラゴンを演じ抜擢
    円谷英二御大のチェックが厳しすぎて現場疲弊→39話で終了
    口から光線を出す設定もあった←ボツ
    スペシウム光線のヒントは力道山の空手チョップ
    溺れかけたギャンゴ戦、スタッフは水よりも火が怖い
    ザンボラー戦が火薬とガソリンの使用量トップ
    4足怪獣なのに苦しくてつい立ち上がってしまう
    相手が人型だと戦いやすい(特に受身の上手いスーツアクター)、獣型は戦いにくい
    ダダには女性モデルが!成田亨のお弟子さん
    ブルース・リーにも影響を与えたエリマキ戻し?
    ファンということもあり、持ち上げる持ち上げる

  • 思ったよりイマイチだったかなあ。やくさんが面倒臭い感じか。アクターの古谷さんだけでも良かったかも。
    いうほど、格闘シーンについて語るわけでなく、やっぱり、思想とかに行っちゃうわけだよ。

    倉山満さんの本の方が面白かったぞ。

  • いろんなウルトラマンの敵に戦ってるところが面白い

  • 面白い視点で選んだ面白い順位だった。
    タダが一位っていうのは、どうも納得出来ないけど何度も見たくなる戦いと言えばそうなのかも。
    今はYouTubeで何度でも見れるしね。
    タダは2回変身シーンが有るのが昔からお得な気がしてた。シーボーズはウルトラマンのアクションが外人みたいと子供心に思ったものだ。(困ったポーズね。)ギャンゴ、ケロニア?ふーん。
    ゼットンもゴモラも入ってたから良しとしましょう。
    バルタン星人が入ってないのが唯一の不満。(2回目登場、テレポーテーションがある回)
    名作はいつまでも語れます。

  • 「チャックを閉めた瞬間、古谷敏はウルトラマンという宇宙人になる」by金城哲夫

    やくみつるとウルトラマンのスーツアクターだった古谷敏の対談。やくみつるの選んだ斬新な視点の10大決戦。

    ウルトラマンに関する書籍は数あれどアクションシーンにテーマを絞った作品は珍しいだろう。

    わずか3分のウルトラマンの地上の戦い、スーツアクターが回想する死闘。それを見ていた小二のやく少年。制作サイドの思いが視聴者に確実に伝わっていたことだろう。

    ウルトラマンが単なる子供向けの番組表でなく歴史に残る名作たる所以に迫る楽しい対談でした。

  • ・初代ウルトラマンが好きで、三回変化したウルトラマンのマスクが判別できて、スーツアクターがセブンのアマギ隊員ってことぐらいを知ってる人なら楽しめる。さらにマニア度が高い人ほど、本書の面白みを味わえるだろう。

    ・ウルトラマンを、世界観やら社会風刺やらという側面から捉えた著作は数多いが、編著者が自負する通り、戦いそのものにフォーカスをあてたものは、これまでになかったように思う。幼少期に視聴していた頃は、そのシーンこそが楽しみであったはずなのに、虚をつかれた感じだ。

    ・タイトル通り、名勝負が10番、取り上げられているわけだが、戦いそのものに焦点をあてているので、その顔ぶれには「?」と感じるものもあるかも知れない。それがまたよい。そして、その時にどんな感情が現場にはあったかを、実際にそこにいたスーツアクターの古谷敏が語るのだから素晴らしすぎる。しかも、ブルース・リーがジラースの回を参考にしていたかも知れない、なんてエピソードまで飛び出したりして、初代マン好きな人にとってはちょっと「奇跡」のような本です。

  • 書店で目に止まり思わず購入。一気に読んでしまった。

    ウルトラマンの戦闘部分に焦点を当てた解説・対談本というのは確かに初めてと思う。色々脱線しながらも、スーツアクターを務めた古屋氏も交えた対談はとても面白かった。そして読んでいたらウルトラマン見返したくなってきたな・・・

  • 有り S778/フ/21 棚:13

  • <目次>
    ※順位がわかるので省略

    <内容>
    プロレスに精通している佐々木徹、多趣味でウルトラマンフリークのやくみつる、そしてウルトラマンに入っていたアクターの古谷敏による対談集。タイトルの通り、全39話の中で、戦い方が”素晴らしい”とやくみつるが感じたものをベスト10方式で10位から紹介し、それに絡んでの逸話や背景などを語り合う内容。「ウルトラマン」にハマった60歳前後の人には、懐かしく楽しい内容。古谷敏が、どのような気持ちでスーツアクターをしていたのかもわかり、その真剣さに頭を下げる思いでした。

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