黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087440492

感想・レビュー・書評

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  • 著者の正義感溢れる主張は奇人図鑑としてネタにしていることの罪悪感を誤魔化したいからからのように見える。それぞれの選挙で著者が誰に投票したのかも書いてあるとより誠実だと思った。

  • 20201231

  • 普段注目されない「泡沫候補」にスポットをあてたノンフィクション

    個人的には非常に気になってたので面白かった

    正直、変な人というイメージがあったけど、そんなことはなく、ほとんどの候補者は、しっかり政策をお持ちで、完全に誤解していたことがわかった

    立候補すること自体とても尊いことで、立候補すらしていない自分が、泡沫候補の皆さんを冷ややかな目で見ていたことにとても反省させられた一冊でした

  • いわゆる「泡沫候補」の「独自の戦い」を記した本線。

    はじめのマック赤坂の選挙活動のくだりは電車の中でなのに思わず笑ってしまいました。ただ、そこまで奇抜な選挙活動をしなければ、党派に属さずに立候補した人が目立たないという現実がある事を改めて認識しました。

    後段の都知事選に立候補した人達、一人ひとりを記した章では思わずウルッとくる場面もありました。例え奇抜な選挙運動をしていても、その裏には真面目に訴えたい政策がある。というごく普通の事実を改めて悟りました。

    無頼派候補たちの戦いを考えると、果たして現在の政党政治とは何なのか?低い投票率に甘んじながら政治への期待や満足度ご低い現状とはなんなのか、有権者の責任ほ重たいなと感じました。

  • この前の都知事選。立候補している候補者を見て、最初に思った感想はふざけ過ぎ。だった。泡沫候補と呼ばれる人たちのふざけ方と主要候補と呼ばれる人たちの代わり映えのしない感じにうんざりした。そして選択肢がないと思いなんとなく現職に入れてしまった自分にもうんざりした。こんな選挙意味あるのかと、今年は特に強く思って、そもそも泡沫候補と呼ばれる人たちって何者なんだろうと、まずはそこから知ろうと思いこの本を読んだ。すごく面白い。確かに頭がイカれているとしか思えない候補者もいるがみんなが政策に本気であることに代わりはないのかなと思う。候補者を平等に取り上げないマスコミの姿勢は確かに大いに疑問。マスコミが選挙を操作していると言ってもいいような報道だと気付かされた。

  • 読んでる間中島みゆきの「闘う君の唄を 闘わない奴らが笑うだろう」てフレーズがなり続けてた。どんなにふざけてる様に見えても、冷やかしで立候補する人間はいない。

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