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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087440799
感想・レビュー・書評
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東日本大震災で被災した当日に生まれた仔馬、リヤンドノールが駆け抜けていく物語。
出来過ぎたハッピーエンドを迎えるが、創作物の中ではそうであってもいいはずだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
解説にこうある。『ハッピーエンドだ。しかも、できすぎた話だ。しかし、読後にはさわやかな気持ちが残った。「やっぱりこうでなくちゃ」』
書いている高橋さんって福島で重賞がある時はTVで解説している人かな。
いや、全くその通り。震災を除けば全てがうまく行き過ぎて深みもない話だけれど、まあ、この話はこれで良いんだと思う。
相馬野馬追について、東日本大震災直後の夏でも、この本にあるように甲冑競馬や神旗争奪戦は中止ながらも開催され、例年の6分の1程度とは言え37,000人が来場したものが、今年は無観客で、神社敷地内での神事のみ実施という事態に、このコロナ禍の年の異常さを思う。
それでも、いにしえから続く伝統を絶やすことがないように取り組まれているこの地域の人々の心意気に拍手。
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