絆 走れ奇跡の子馬 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087440799

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  • 東日本大震災で被災した当日に生まれた仔馬、リヤンドノールが駆け抜けていく物語。
    出来過ぎたハッピーエンドを迎えるが、創作物の中ではそうであってもいいはずだ。

  • 解説にこうある。『ハッピーエンドだ。しかも、できすぎた話だ。しかし、読後にはさわやかな気持ちが残った。「やっぱりこうでなくちゃ」』
    書いている高橋さんって福島で重賞がある時はTVで解説している人かな。
    いや、全くその通り。震災を除けば全てがうまく行き過ぎて深みもない話だけれど、まあ、この話はこれで良いんだと思う。

    相馬野馬追について、東日本大震災直後の夏でも、この本にあるように甲冑競馬や神旗争奪戦は中止ながらも開催され、例年の6分の1程度とは言え37,000人が来場したものが、今年は無観客で、神社敷地内での神事のみ実施という事態に、このコロナ禍の年の異常さを思う。
    それでも、いにしえから続く伝統を絶やすことがないように取り組まれているこの地域の人々の心意気に拍手。

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著者プロフィール

島田明宏(しまだ あきひろ)
1964(昭和39)年、北海道札幌市生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。在学中より放送作家、フリーライターとして執筆活動を始める。1990年夏から武豊騎手のアメリカ遠征に同行するようになり、『Number』『別冊宝島』『週刊文春』『週刊朝日』などで競馬関連の原稿を執筆。著書に『「武豊」の瞬間』『誰も書かなかった武豊 決断』『ディープインパクト 無敗の三冠馬の真実』『伝説の名ジョッ
キー 歴史をつくった天才たちの光と影』『ウオッカ物語 競馬史に残る美しき名牝』競馬ミステリー小説『ジョッキーズ・ハイ』ドラマ化作品『絆 走れ奇跡の子馬』など。2009年「下総御料牧場の春」で第26回さきがけ文学賞選奨、2012年『消えた天才騎手 最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡』で2011年度JRA 賞馬事文化賞を受賞。

「2020年 『ジョッキーズ 歴史をつくった名騎手たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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