- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087444131
感想・レビュー・書評
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ずいぶん久しぶりに三崎亜記を読んだ。
記憶通りのテイスト。
少しずれた日常と、主人公以外の登場人物たちの冷やりとする無関心。
ほっこりする話もあれば、不条理のまま捨て置かれる話もある。
こういうのだったなあと懐かしくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ありえない事が普通に起こる世界という設定ばかりで星新一みたいだった
短編も意外と面白いな、と思ったけれど、時々ホラーっぽい話もあって、とりあえず命を大事にして欲しいと思った -
三崎さん久々に読んだが、面白かった!常識が違う世界の不条理加減が好み。自爆するときってどんな時なんだろう。
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三崎亜記さんの大ファンなので、色々なところに発表されていた短編たちがまとめられてとても嬉しい!と思って購入しました。
収録されている「私」という作品は教科書に採用されていまして、もう既に教科書からさよならしてしまった私にとっては、読みたくても読めない〜!!とハンカチを噛む思いをしていたのでした。それがついに!こちらに収録されまして!読むことができました!ありがとうございます。フリマで教科書買おうか悩んだことが懐かしい・・・・・・。内容は流石というかちょっと不思議でちょっと難しいんですけど、テスト対策و・◡・وみたいな動画がYouTubeに上がってたりして、新鮮な楽しみ方ができますよ。
お気に入りは「スノードーム」です。これはアンソロジー作品集『不思議の扉 ありえない恋』で先に読んだことがありまして、うわ〜流石三崎亜記先生!天才!甘酸っぱいね!!と1人でめちゃめちゃ感動したお気に入りの1話だったので、ここで再録されて嬉しかったです。簡単なあらすじですが、ディスプレイの女性に恋する男性の物語です。変態じゃないですよ!?静かで美しい雪を見ながら、あったかい部屋でココアを飲むみたいな雰囲気の美しい話です。恋っていいな〜♥クリスマスにぴったりのお話なので、私は友人へのクリスマスプレゼントにこの本を選びました。 -
世の常、現代の暗黙の認識のようなものが揶揄?して現されている。少しドキッとすることもあるが、これが現実だよね、と思わされる。
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三崎亜記ワールドが濃厚に詰まったショートショート、だと思う。表題作の『名もなき本棚』も素敵だったが『回収』のざらりとした読了感は世にも奇妙な物語に出てきても不思議ではないほど。他のどの作品も刺激的で、短いが故により欲しくなるちょっぴり中毒性さえ感じてしまう1冊ではないだろうか。
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一話一話短いのでサクッと読めます。
最後の「The Book Day」が好き。
沢山の本が群れをなして羽ばたいて行く様子を想像して、胸が熱くなりました。