- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087446333
感想・レビュー・書評
-
佐々涼子『エンド・オブ・ライフ』集英社文庫。
2013年に京都の診療所を訪れてから7年間取材を重ねて描かれる様々な在宅での終末医療の現場。
高齢者にとって『ピンピンコロリ』というのが、理想の死に方なのだが、医療や延命治療が進んだお陰で、なかなか死ねないという時代になった。
本書の中には家族との思い出に残るひと時を過ごし、直後に亡くなったまだ若い主婦が描かれていた。果たして、自分にそういう覚悟は出来るだろうか。高齢者で頭が惚けてなければ、ある程度の終活も可能であるが、末期癌などで突然の余命宣告を受けた場合は動揺の方が先に立ち、何も出来なくなるのではないかと思う。
生きることも死ぬことも本当に難しい時代になったと思う。増してや在宅での介護となると本人だけでなく家族も大きな負担を強いられることになる。本書でも夫が妻の在宅介護を行う姿が描かれているが、並大抵のことではないと思う。
やはり余り家族には迷惑を掛けずに『ピンピンコロリ』といきたいものだ。自分もそろそろ終活の準備とその時を迎えるための心構えを持ちたいものだと思う。
本体価格780円
★★★★★詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自身の終末期のあり方、ボヤーっと考えたりもするが確固たる方向性はまだ決められていない。本書のような先達の考えを参考に、その日が来る前に考えておかねば
#エンド・オブ・ライフ (文庫)
#佐々涼子
24/4/19出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/4aGsDuj