ザ・藤川家族カンパニー あなたのご遺言、代行いたします (集英社文庫)
- 集英社 (2013年12月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087451498
作品紹介・あらすじ
14歳から30歳まで6人の異母きょうだいが暮らす藤川家。長男・四寿雄の職業は「秘密の遺言」を依頼人の死後にかなえる遺言代行業。ある日藤川家に、母親を亡くした「妹」が現れ…。(解説/佐藤真由美)
感想・レビュー・書評
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名前が覚えにくいのは仕方ないとして、、十遠の性格の悪さにイライラしたり、内容がそう深くないので読みにくく思ってしまった。遺言代行?のほうにもっと内容の重きを置いてほしい。でないと全然内容が頭に入らない。シリーズで続いてるみたいだけど、これから面白くなるのかな。だんだんいろいろ分かっていって、団結も強くなるのかな。
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なんでこの商売を始めたのか、もっとそのあたりを掘り下げたらグッとくるかも。
最後の方の七八九の連携のとこは、イイ。
あと、名前についての質問と答えも、曖昧になったワケもなるほど、そうか、と。 -
sg
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男五人女一人、中学生から三十路までの六人兄弟が暮らす藤川家。異母兄弟に新たな家族が一人加わる。
長兄が営む遺言代行業を通し描かれる便利屋的な家族もの。
この手の家族ものは小路幸也氏の方が遥かに上手いな。
面白くもなくつまらなくもなく、可もなく不可もなくといったところか。 -
成人しているのから、義務教育までいる兄弟だけが住む家。
そこに新たな異母妹がやってきた。
連続短編集で、大黒柱たる長男の本業は
ほぼ儲からないという、遺言代行。
それに翻弄されていく下5人と、新人妹1人。
しかしこの新人妹が、健気そうに見えてすごい。
ここまででないと、世の中渡っていけない?
そもそもこの時点で斜めに見てるのが…。
まぁ将来有望かもしれませんけど。
新人妹の性格はともかく、何がいけないのか。
同族嫌悪なのか、引っかかっているのはなんなのか。
唯一の女だからこそ気が付いているのか、と思ったら
そうでもなくて良かったのですが、新人妹は
ちょっと爪が甘いかも?
新人妹の母親が、がっちり怖いです。
とはいえ、悲劇のヒロインになりたいなら
こんなものかも知れません。
被害にあう子供が、すごいとばっちりですけど。 -
家族で代行業を担っていく話。
皆が家族を思い、家族のために自分がなにが出来るか自問しながら、見つけていく話。 -
響野さんはお久しぶり、でしたが読みごたえがありました。
ライトな物語ですが、素直に受け入れられない存在に対するドロドロした感情など、リアルな心情はちゃんと描かれていて、好みな作風。
今回はあまり描かれなかった兄弟達の過去や想いも読んでみたい。 -
最初に登場人物の多さに戸惑ったものの、あっというまに馴染んで誰が誰か判断つくように!さすが響野さんです。
期待したほどではなかったにせよ、よみやすくて面白い内容(遺言代行)でした。 -
藤川家がまず変わっている。しかも大人数。そして、遺言代行業の四寿雄の仕事を家族みんなでお手伝い。そこに現れた父親の隠し子らしい少女。みんなの感情が渦巻く物語。ほっこりとよくまとまっているが、みんなのキャラを活かしきれずもったいない感じ。でも続編があるのかも。