どーしてこんなにうまいんだあ! (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455038

作品紹介・あらすじ

しょうゆマヨスパゲティ、そばの死に辛食い、リンさんチャーハン……、椎名誠と仲間たちが考案した青空料理の数々、あやしい探検隊の歴史をカラーで紹介。シーナワールド全開の料理本!(解説/竹田聡一郎)

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ニンニク、玉ネギ、塩すこし。ラー油、タバスコどっさり秘密量。焚火バチバチ青空料理。味はそのつどちがうけど、どーしてこんなにうまいんだあ。

    もう既に老境に差し掛かっている椎名誠。ずっと忙しく働いているのにこんなに色々な所でワイルドな食生活をしていて、うらやましい限りで有ります。彼が今まで食べて来た食べ物中から変わり種や激ウマ料理をひたすら紹介するという本で、写真も沢山なのであっという間に読んでしまいました。色々な本で読んだ事が有る料理も沢山出て来るのでオールドファン感涙でしょう。

  • 2016年の本なので積んどいたんだろうなあ。どうして買ってすぐに読まなかったのだろう。こんなに面白いのに。
    以前、欠かさず読んでいた怪しい探検隊の総集編みたいな感じでとても懐かしく、かつ、学ぶところ多く、スッキリしました。
    料理というのは(味というのは)場所と、一緒に同じ時間を過ごす人と、諸々のその場にある空気が大きな要素を締めるということがよく分かります。
    焚火を囲む、ということが最近はしにくいですからねえ。とても、羨ましいです。それに、尿酸値が高いので、ビールをウグウグっと飲むことも30年はしていない。
    垂涎とはこの本のことを言うのでしょうねえ。
    何とか、少しはチャレンジしよう、と決めています。
    レシピ本としては情報不足ですので、写真を参考にチャレンジします。

  • 椎名さんの本が読みたくてたどり着いた一冊。

    今まで書かれた本の中の料理に関して、椎名さん独自のランキングをつけた本。その力強さや、本質を突いた調理は、とても魅力的に思えた。
    どんな高級料理でも鼻で笑うような、単純明快ながら、色んな意味で新鮮そのものの料理達はとても魅力的に見えた。
    美食やグルメ、テレビの料理に対する能書きを蹴っ飛ばすような爽快な一冊であった。

  • 久し振りに椎名誠の本を読む。今まで一番多く読んだ作家だったが最近はめっきり読まなくなった。

    相変わらずに椎名節が心地よかった。それとこれは編集企画の勝利という内容かな。
    今まで書いてきた内容を再構成してレシピ?に仕立ててみる。昔のようなアウトドアの要素を入れつつだから今読めばより新鮮という手法だ。

  • 久しぶりに面白い椎名誠の本。カラー写真も多数掲載され、椎名誠の文庫本としては、なかなかゴージャスな造りになっている。

    帯によると椎名誠の初の料理本とのことだが、数多くの『あやしい探検隊』シリーズや椎名誠の初期の作品で、その一部は目撃している。

    『世界で一番うまいもの』という面白エッセイで開幕し、『シーナが好きな黄金のバカうま料理24』というタイトルの、およそ料理らしからぬシーナ流料理のレシピとエッセイが描かれる。

    『あやしい探検隊、獲って作って飲んで食う』では、懐かしの探検隊の面々とエピソードが懐かし写真と共に描かれ、『決定!読者が選んだシーナ料理ベスト5』では、椎名誠のあやしい探検隊シリーズや旅行・探検エッセイで紹介された料理が選ばれる。

    あとがき替わりの『旅と食いものとその道具』も、なかなか味がある写真エッセイ。

    文庫版のあとがきもあり、満足感を感じた一冊。

  • 冒険家の男の野外料理は豪快で楽しいね。

  • 主にアウトドアでシーナさんが食べてきたもの。
    その再現を企画した、これは一応は料理本になるのだろうか。
    テキトーって言えばテキトーなんだけど、そもそも料理は個人の好みの差が現れるもので、これはこれでいいのかも知れない。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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