- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087456028
作品紹介・あらすじ
青山文平、折口真喜子、花房観音、植松三十里、奥山景布子、武内涼、西山ガラシャ、村木嵐、小松エメル、仁志耕一郎、谷津矢車、吉川永青。2016年に発表された傑作時代小説12編を収録。(巻末エッセイ/末國善己)
感想・レビュー・書評
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歴史、時代小説アンソロジー
解説にもある通り、お仕事小説多めの構成です
史上の人物の濃密な時間を自分のものとして読むことができます
作家様、そしてそれを本として届けて下さる方々に感謝です
どの作品も素晴らしいです
特に印象深かった作品
『歳神』折口真喜子先生
笠地蔵になぞらえた物語
ふたりの若者が「万歳師」として出発し人々を言祝ぎ、その素晴らしい意義に気がついてゆく爽やかな作品です
イギリスEU離脱決定とかの時期だったのですね…
歳月が過ぎるのは早いものです
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ザ・ベスト2017と銘打ってあるのだから、2018の今になって読むのはどうかな?と思ったり。購入はするけど、すぐに読まないと積読で肥やしになってしまうことが多いです。なんとかしないといけないな、とは思っています。
挫折と再生の物語の「流人富士」。人は見たいものを見てしまう「嘘とまこと」。
この二つが心に残ったかなぁ。
「へうげの茶」のように古田織部と同時代の話は「へうげもの」の印象が強いので、ちょっと弱くなります。
あのインパクトは大きいもの。 -
2016年の小説新潮、小説現代、オール讀物、小説すばるから、収録した、12の短篇を2017年6月集英社文庫から刊行。選択はユニークだが、興味を惹かれるものはなかった。