墓標なき街 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.43
  • (5)
  • (33)
  • (38)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 363
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087456998

作品紹介・あらすじ

百舌事件についての記事執筆を依頼された残間。他方では武器輸出に関わる商社と政権の癒着が起きていた。点と点を繋ぐ大杉や美希の前に再び百舌が現れる。(解説/大矢博子)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • MOZUシリーズ第6弾
    前作からだいぶ間があいてしまって、人間関係も半分ぐらい忘れてしまっています(笑)
    しかし、今までの登場人物と事件をうまく説明してくれて、そういうことあったかなってなんとなく思い出しながら読み進めることが出来ました。

    結局、この主役って探偵になった大杉?
    美希は警視になっていて、やはり二人はよい仲になっていました。

    ストーリとしては、
    武器用部品を不正輸出している会社を探る大杉。
    一方で大杉の娘のめぐみも警官となっていて、同じ事件を内定していました。
    父娘でおうこの事件の真相は?
    そして、この事件に絡むように、事件の当事者や以前の事件の関係者が百舌のような手口で殺されます。
    今度の百舌は誰?

    という展開なのですが、なんとも終わり方があれ?
    っていう感じ。
    そして、エピローグで語られる百舌の独白。

    これ、続きますね。
    ぐぐってみたら、すでに発売されていました。
    「百舌落とし」
    それで完結とのこと!読まないと...

    このシリーズは、順番に読まないとだめですね。
    気を付けましょう。
    って確認したら「裏切りの日日」が第0弾としてでているんですね。なんじゃそりゃ(笑)

  • 電子書籍。このシリーズは随分昔に読んだので、なかなか思い出せず流れが掴みにくかった。ただ単品ものとしても十分面白い。最後、次への伏線もあって期待できますね

  • 百舌シリーズの6冊目、ということらしい。主要な登場人物がお馴染みの面々であるという安心感もさることながら、映像が容易にイメージできるような映画的な場面展開で飽きさせない。本書だけで完結せず次作に引き継がれることもあって、伏線的に散りばめられた謎は全てが回収されず、また結末がイマイチすっきりしないが、それらを差し引いても佳作と言える水準にある。

  • 3月-8。3.0点。
    百舌シリーズ。久しぶりで、美希は警視に。大杉の娘が刑事に。
    百舌事件の執筆を依頼された、残間。
    不正武器輸出事件と、以前の百舌事件が次第に繋がっていく。

    うーーん。復活というか、産まれたというか。
    次作もあるのだろうか。

  • 自作もあるぞ!という結末。

    結末があっけないというか,その前が長いというか。でも面白くて一気読み。

    シリーズを順番に読んでないので,途中作の結末がなんとなく分かってしまって残念。

  • 闇に葬られた殺し屋“百舌"事件。東都ヘラルド新聞社の残間の元に、事の真相を解明する原稿の依頼が舞い込む。警視となった倉木、探偵の大杉ら、当時を知る者への取材を始める残間。組織ぐるみで隠蔽された警察の不祥事を追ううちに、思いもよらない巨大な存在が浮かび上がりーー。利権という名のパンドラの箱に手が掛けられたとき、現場に再び百舌の羽根が舞い落ちる。待望のシリーズ第六弾。
    (2015年)
    — 目次 —
    墓標なき街
    解説/大矢博子

  • これは個人的にコメント難しいです…言いたいことそのままネタバレになってしもいます。 ふんわり言うと…新旧共にキャラクターの個性が立つ。大杉・美希の絡みが少しずつ?既に?○○のように感じられる。 そして…今回もとても面白い。ですね。

  • 紋屋が生きていた?
    新たな百舌が活動を始める。

  • 難しいんだけどやっぱり登場人物が素敵すぎてついつい本を捲る手が止まらない。

  • 百舌シリーズ
    途中中だるみというかイマイチな感じが続いたが、前作あたりから第二シーズンっぽい話の流れが出てきて面白くなってきた。

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

逢坂剛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×