会津の義 幕末の藩主松平容保 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087458800

感想・レビュー・書評

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  • 歴史『小説』ではあるけど、あまりフィクション臭はなく、幕末のややこし過ぎる話はサラッと流して、文章も分かりやすくて平易なのでオススメ。会津と言えば白虎隊や新島八重ばっかりやけど、この小説も映画や大河ドラマで取り上げて欲しいなぁ。

  • 勇ましい会津藩主。なかなか珍しい解釈。史実に関してはダイジェスト版みたいに要約してあり、人物のやり取りが中心となります。

  • 松平容保を主人公とする作品である。
    京都守護職として精勤していたことから、孝明天皇に与えられたという生地で誂えた陣羽織に具足という姿で床机に腰掛けている姿のイラストが表紙に…これはよく知られている写真をイメージした画であろう…
    読み易い分量の作品で、“松平容保”という、幕末期辺りの大名として典型的とは言い悪い運命を辿り、多くの犠牲が生じた戊辰戦争の顛末に心を傷めながら明治期を過ごしたという人物の生き様が、実に活き活きと伝えられている…なかなかに夢中になった…

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著者プロフィール

静岡県生まれ。東京女子大学卒業。2003年『桑港にて』で歴史文学賞、09年『群青 日本海軍の礎を築いた男』で新田次郎文学賞、『彫残二人』で中山義秀賞。著書に『帝国ホテル建築物語』『万事オーライ』等。

「2023年 『羊子と玲 鴨居姉弟の光と影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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