水底の森 (下) (下) (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462029

感想・レビュー・書評

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  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベースより)
    風子の逃避行は続く。犯人は果たして彼女なのか。犯した罪を償うために死に場所を探しているのか。運命に翻弄された風子の不幸な人生をたどるうちに、刑事・遠野の心の中で何かが起きる。追う者と追われる者。逃避行に行き着く先は再生か破滅か。ひとはひとりで生きるのが怖いから愛しあい、ひとりで死ぬのが怖いから愛しあうのか―。人間性の深淵を描ききる長編ミステリついに完結。

    うーん。サクサク読めるが…風子さんに全く魅了が感じられず。遠野要の考え方も理解できず。で…犯人は貴方ですか⤵︎

  • 昔読んだ本

  • 上巻に続きサクサク読み進んだ。
    要の変化は少々唐突で、もう少しそこに至る納得出来る筋書きが欲しかったが、実際は意外とそうしたものかも知れない。
    それと肝心の殺人のネタ証かしとその事実が意外とあっさりとしていたのが少し残念なのでマイナス★ひとつかな。

  • 魔性の女、悲劇のヒロインに翻弄される物語。
    魔性というか不安定、ゆらゆら揺れているような女性って
    自分が何とかしてあげたくなるのが男性心理でしょうか?
    実際はそんなヒロインはすべてを捨てて一人でどこかに行ってしまうんだから、つまり誰も必要ないってことで・・・
    皮肉な物語だなと思いました。
    現在、過去と場面は変わるけど分かりやすかったです。

  • 続きが気になってイッキに読めちゃったけど、要の暴走はちょっと強引だった。。
    風子も不憫だったけど、風子を大切に思ってくれた男はたくさんいたわけで、必ずしも不幸だったわけではないと思うけど。。
    個人的には洋次がイイ。

  • 風子の行方を追う刑事・遠野の暴走。風子の過去にまつわる事件の数々。展開が想像出来なくて、読み応えはすごくある。最後の最後まで事件の真相には辿り着かないが、そこまでに色々な男、女の生き様も書かれていてミステリーでありながら人生とは?幸せとは?と問う作品でもある。

  • 最後のどんでん返しとか人のからり具合とかは良かった。唯一わからなかったのは、なんで本物のけんじはあの部屋に戻ったの?っていうこと。ミステリーの、うわー、わかっちゃったー、っていう瞬間が味わえる良作だった。夜勤バイトでもりもり読んじゃった。

  • 主要な登場人物は少ないのにとても複雑に絡み合う。結果、主軸とは無関係なストーリーもそれぞれの衝動や執着、狂気に繋がっていくのかな。要の衝動、極端ではあるけれど、理解できる自分もいる。

  • ひたすら不幸続きの風子と、途中からいきなり自分勝手全開で転がり落ちて行く遠野。
    続きが気になって一気に読んだ程度には面白かったです。
    でもラストにかけてが微妙かなあ。いいから早く真相を!って思って読んでたら、え、そいつが犯人なの…?という感じで。
    あと人間関係が複雑で把握するのが大変でした。
    最後2人は結局一緒にではないものの死んだのかな。

  • 白夜行みたいやった。
    面白かったよ。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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